深見東州さんの友人であり、ISPS HANDA のペイトロンに就任している元ニュージーランド首相サー・ジョン・キー氏が話している動画を聞き、深見東州さんがイーグル・プロジェクト(The EAGLE project)を支援していることを知りました。
We are delighted to support the Golf for Health programme!
— ISPS Handa (@ISPSHanda) July 2, 2023
The initiative is part of EAGLE II project founded by @univofstandrews in partnership with the R&A, pic.twitter.com/UahkoXAVhz
イーグル・プロジェクトというのは、心身の健康につながる “ゴルフの処方箋” を設計し、プライマリーケアーが患者にお薬を処方するだけではなく、ゴルフを奨励できるようにする試みですね。平たくいうと一般開業医の主治医や家庭医が、患者の心身の様子を見て、必要な人に対し「健康のためのゴルフ」を処方し、充実した人生が送れるように回復させるのでしょう。
近年、ゴルフの健康上のメリットを世界中の人々に伝え、スポーツがウェルビーイングに果たす役割を強調してきたR &Aと、プロジェクトの創設パートナーのISPS HANDAが資金提供を行い、セントアンドリューズ大学医学部と、ファイフ・ゴルフ・トラスト、スコティッシュ・ゴルフ、DPワールドツアー、レディース・ヨーロピアンツアーなどのゴルフ関係の団体が協力し、先駆的な共同研究を行なっているそうです。
チームには、セントアンドリューズ医学部教授や健康心理学の研究者、公衆衛生の研究者、経営学部や経済学部の教授、スポーツ関連のコンサルト、スポーツドクター、ゴルフ開発ディレクター、などなど、スポーツと健康に関する専門家やマネジメントを行う一流の人々が結集しています。
世界保健機関(WHO)やDPワールドツアーなどのゴルフ団体の協力を得て、2016年から2020年にかけて実施されたR&Aの『ゴルフと健康レポート』では、ゴルファーは非ゴルファーより平均5年長生きし、ゴルフは身体活動として、糖尿病、心臓発作、脳卒中、乳がん、大腸がん、うつ病、認知症など40の主要な慢性疾患の予防と治療に役立つことが明らかになったと発表されました。
そのようにゴルフが身体的にも心理的にも多くの健康効果をもたらすことは、すでに分かっていたそうですが、心理学者たちは、それを実際の生活でどのように機能させることができるかを研究することに興味を持っていたそうです。そこで今回のプロジェクトでの研究は、既存の文献に基づいて理論を検証し、さらに大規模な研究につなげることを目的としています。
イーグル・プロジェクトは、「ゴルフ・フォー・ヘルス」と呼ばれるゴルフの無料プログラムを開発し、それをプライマリーケアやコミュニティサービスが処方できるように設計し、実施して評価しています。
「ゴルフ・フォー・ヘルス」は、フレンドリーな環境でゴルフを試す機会を提供する、6〜8週間にわたるリラックスしたプログラムになります。道具も用意され、服装も気軽に、最大10人で組み、PGAのプロやコーチによる8回のグループレッスンも含まれるそうです。
そのようなゴルフの処方箋の開発を第1フェーズとするなら、第2フェーズでは実際にそれを実施し、実現できるかどうかの可能性を探り評価する段階になります。2022年にファイフにある一般診療所がこの研究に参加するよう招待され、セントアンドリュース大学近郊の4つのゴルフクラブと連携し、30人ほどで「ゴルフ・フォー・ヘルス」がテスト的に開始されました。
今年2023年春以降は、さらに大幅に拡大して、プレー体験を含むクリニックを提供していく予定があるそうです。
このプロジェクトに関わるセント・アンドリュース大学の教授で医学部研究ディレクターのフランク・サリバン氏は、「この試験的な取り組みは、ゴルフを親しみやすく社会に紹介し、ファイフ州全域の患者に長期的な健康と、心身と社会的にも充実した満足度、幸福をもたらすよう、慎重に設計されています」と語りました。
現在は、フォース湾を挟んでエジンバラの対岸に位置する、スコットランドのファイフという行政区画の患者さんを対象に行われています。ゴルフの聖地やセントアンドリュース大学があるのでも有名な地域ですね。
この成果の評価は現在も続いていますが、参加者からは、心身の健康に非常に役立っているという良いフィードバックが寄せられているそうです。この先はスコットランド全体や、英国全土で大規模な展開が実現できるかの可能性まで評価されていくそうです。
そんな背景には、運動不足が英国における6人に1人の死亡に関連し、年間74億ポンドの経済的損失をもたらしている現実があるようです。英国における運動不足のレベルは、Covid-19のパンデミックでさらに上昇したそうです。
それがゴルフをすることで、身体的、精神的、社会的にさまざまなメリットがもたらされ、ウェルビーイングな恩恵が受けようになるのでしょう。そんな、現代社会に求められる切実なテーマに取り組むプロジェクトを、深見東州さんは創設パートナーになって支援していたんですね。
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