久々にラグビーの話題を書きたいと思います。深見東州さんが会長を務めるISPS HANDA は、2022年10月からラグビーオーストラリアとメジャー・パートナーシップを結び、7人制ラグビーナショナルチームのプリンシパルパートナーになったことは、これまで何度か記事に書いてきました。
そして昨季24/2025年度は、男子セブンズのユニフォームからISPS HANDA のロゴが消えていましたので、プリンシパルパートナーは女子だけになったようです。

昨年、そして今季2025/2026年度にかけて、ISPS HANDAにも新たな動きがありました。また今季のHSBC SVNS 2026ワールドシリーズも先日終わりましたので、まずは試合結果を書いておきますね。
HSBC SVNS 2026レギュラーシーズンの結果
今季から試合形式がかなり変わりました。男女とも6都市を転戦したレギュラーシーズンは、試合数は去年と同じです。今開催中のサッカーW杯と同じように、プール戦とその上位チームによるノックダウン方式で、それぞれの大会の優勝者と順位が決まります。それを6回戦った後、ポイント獲得数にてレギュラーシーズンの優勝チームや順位が決定します。
2024年度からは、上位8チームだけが出場できる、ワールドチャンピオンシップという大会が別途設定され、世界一決定戦が行われました。その世界一決定戦となる「ワールドチャンピオンシップ」ですが、今季からは3都市で、3大会開催されることに変更されました。
また、レギュラーシーズンも、今年から男女とも8チームの出場に変わりました。その8チームはそのまま次の「ワールドチャンピオンシップ」にも出場します。さらにHSBC SVNSの2部リーグ上位4チームがそこに加わり、男女とも12チームによる戦いで世界一を決定し、順位が決まるように変わりました。その上位8チームは、来季のレギュラーシーズンに出場できます。
選手たちにとっては、なかなかハードな戦いになったと思います。
ちなみに「ワールドチャンピオンシップ」2025年度はニュージーランドが世界一に輝きました。2024年度はオーストラリアが世界一でした。レギュラーシーズンは、2023年からニュージーランドが3年連続優勝し、その間オーストラリアは3年連続2位でした。
このニュージーランドとオーストラリアの2チームは、永遠のライバルと言われるほど、毎回熾烈な優勝争いを繰り広げていますね。
過去の女子レギュラーシーズンで総合優勝したのは、ニュージーランドとオーストラリアだけですし、2024年度から導入された「ワールドチャンピオンシップ」も同じですね。この2チームの実績が、世界の女子セブンズでは突出していますね。

それでは25/2026年度の結果ですが、今季はレギュラーシーズンの6大会のすべてにおいて、ニュージーランドとオーストラリアが決勝であいま見えるという、この2カ国が、なぜ2強なのかということを改めて証明したシーズンになりました。
うちニュージーランドが5勝し、オーストラリアは第2戦の1勝のみでしたので、レギュラーシーズンの総合優勝は今年もニュージーランドで、4連覇になりました。
| 大会 | 時期 | 豪州女子の結果 | 決勝・重要試合 |
| Dubai | 2025年11月29–30日 | 準優勝 | 決勝:NZに14–29で敗戦 |
| Cape Town | 2025年12月6–7日 | 優勝 | 決勝:NZに26–12で勝利 |
| Singapore | 2026年1月31日–2月1日 | 準優勝 | 決勝:NZに7–36で敗戦 |
| Perth | 2026年2月7–8日 | 準優勝 | 決勝:NZに7–29で敗戦 |
| Vancouver | 2026年3月7–8日 | 準優勝 | 決勝:NZに17–24で敗戦 |
| New York | 2026年3月14–15日 | 準優勝 | 決勝:NZに21–22で惜敗 |


続いて開催された「ワールドチャンピオンシップ」3大会の結果は?
オーストラリアチームは、ここでも3大会全てにおいて決勝に進出します。うち初戦はニュージーランドが勝利するものの、第2戦では米国に、第3戦ではニュージーランドに雪辱し、オーストラリアが2連勝しました。その結果、今季のHSBC SVNS 2026ワールドシリーズはオーストラリアが5度目の世界一の座を獲得し、ニュージランドの8回に対し、差を縮めました。

| Hong Kong | 2026年4月17–19日 | 準優勝 | 決勝:NZに14–19で敗戦 |
| Valladolid | 2026年5月29–31日 | 優勝 | 決勝:USAに27–14で勝利 |
| Bordeaux | 2026年6月5–7日 | 優勝+総合世界王者 | 決勝:NZに26–19で勝利 |
際立ったのは、オーストラリアの土壇場での底力ですね。「ワールドチャンピオンシップ」第1戦香港大会の決勝でニュージーランドに敗れた後、第2戦のバリャドリッド大会では、プール戦の対アメリカ戦で敗れてプール戦連勝が32でストップします。さらに大黒柱の、シーズン最多トライ記録保持者であるマディソン・リヴァイ選手が負傷離脱するという大きな痛手を背負いました。

しかし、ここからが凄いですね。マディソン・リヴァイ選手を欠いたまま、準決勝ではニュージランドと対戦し、28−26という激戦でこれを制します。さらに決勝では再びアメリカと対戦し、プール戦の雪辱を果たして第2戦の優勝を飾りました。
そして、第3戦ボルドー大会では、負傷明けのリヴァイ選手を序盤の4試合で温存し、準決勝の米国戦、決勝のニュージーランド戦で復帰させて、みごとに優勝を勝ち取りました。リヴァイ選手は、決勝で2トライを挙げる活躍ぶりで、Player of the Finalに選ばれています。そして以下のようなコメントを残しました。
「私は2試合しか出場できなかった」と、彼女は決勝戦直後にRugbypassに語った。「チームメイトたちは6試合を戦い抜き、最後までチームを支えてくれた。だから、この『決勝最優秀選手賞』はチーム全員へのものだ。彼女たちはピッチ上で私を支え、復帰できるよう助けてくれた。彼女たちがいなければ、私はここには立てなかっただろう。」
「今シーズンは私たちにとって最も安定したシーズンでした。すべての決勝戦に進出できました。ですから、その試合の勝敗に関わらず、私たちはプログラムとして成長し、選手層の厚みを増していると思います。そして、あの素晴らしいニュージーランド代表を打ち負かすことができたこと――彼女たちは常に手強く、常に戦ってきます――は、本当に素晴らしいことです。彼女たちと一緒にピッチに立てたことは、本当に最高でした。」

ちなみに、HSBC SVNS 女子年間最優秀選手賞は、ニュージーランドの、ジョルジャ・ミラー選手が、22歳にして2年連続で受賞しました。彼女は2023年度は「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」を受賞、パリ・オリンピックではニュージーランド女子選手として最年少の金メダリストに輝きました。
米国のアリアナ・ラムジー選手や、2024年に続き2回目の受賞を目指すマディソン・リヴァイ選手ら、大物選手を退けての受賞ですね。2度受賞したのは、彼女を含め過去3人しかいません。また彼女は昨年の後半は、15人制ラグビーの代表としても活躍し、ワールドカップにも出場するという驚異的な選手なのでした。
次の記事では、オーストラリアセブンズにおける、ISPS HANDAの新たな支援について書いています。





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