今年も、深見東州さんのバースデー個展が開催されます。今年はタイトルに「若すぎて、若すぎて、どうしようもないほど若い個展!!」と、いつもの駄洒落風とは少し違う印象の名前でしたけどね。今年で70歳を迎えるにあたり、トリプル十年(とおねん)とって40歳の記念個展という意味のようなので、やはりいつも通りでした😓。
しかし作品数が3445点と、今年も着実に増えてますね。昨年のを見ると、3344点になってましたから、1年間で101点の作品が増えたことになりますね。今回はその新作と、過去の人気作品を加え、さらに美術評論家が選ぶ「選りすぐり絵画展」も兼ねて行われるそうです。
「深見東州選りすぐり絵画展」は、2回目からは毎年年末に行われてましたけど、昨年は開催されていませんでした。開催されると、美術評論家数名による論評が掲載された画集も出ていました。今回も出るようでしたら6冊目になりますね。専門家の人たちが、どのような観点から深見東州さんの絵画を評価するのか、読むと参考になりますね。
過去の個展については、こちらの記事も参考にしてください。
昨年の絵画集の解説の一説に、「大きく間口をひろげる絵画ジャンルにおいても、その天衣無縫な制作ぶりは、ちょっとほかに比較する人が見当たらないほどにユニークで、まったく独自の活動である。おそらく氏は、美術アートの何たるかををあらかた学びとっていながら、そうした後付けの知識には一切とらわれない自由奔放な美意識を、生まれながらにして賦与されているのだろう」というものがあります。
読んだ時、そうそうと、思わずうなずいた一文でしたね。個別の作品ごとの解説もありますが、全体の作品を通して言えるのは、過去の美術作品をしっかりと消化した上での、なにものにもとらわれない作風でしょうからね。
日本や世界の美術のことにもとても詳しいですけど、型にハマらないというか、見たことないような独創的な作風というのか、比較する人が見当たらないと専門家が言うのですから、やはりそうなんだと思いました。
私が人に伝えると、なんかとってもかわいい作品で色がとても綺麗よと、ボキャブラリーの貧困さに悲しくなってしまいますけどね。美術の専門家の解説を参考にして、表現方法をもっと勉強しようかなーなんて思います。
それから、深見東州さんの作品のタイトルの付け方へのこだわりについても、現代へとつながる江戸文化の根幹をなす、口承文芸を継承していると解説されていました。
私からすると、親父ギャグのようなタイトルにも見えるんですが、専門家に言わせると、江戸で流行した言葉遊びには、人生訓があり、謎かけがあり、皮肉っぽい川柳風のものがあり、回文(上から読んでも下から読んでも同じになる文句)など、色々なものがあったそうです。
そんな江戸文化の粋でイナセなものを継承しているのは、噺家ばかりではなかったと、深見東州さんの作品につけるタイトルを見て、つくづく感心したそうですね。江戸から続く言葉遊びを現代につなぐ、その才能にも注目しているそうです。
今年も、どんな作品が仕上がっているのか、観るのが楽しみです。
過去の個展に関する記事も参考にしてください。
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