TOC五反田メッセで開催中の、深見東州バースデー個展をのぞいてきました。
今年の作品は、アクリルと色マジックとクレヨン、パステルをミックスして描かれた絵画が目立っていました。どんな描き方をしているのか、よくわかりませんけど、ふだんにも増して、今年は滲ませたりぼかしたりする技法が多かった気がします。どんな風に描いているのか、ぜひ生で見てみたいと思うような新たな作風でしたね。
決して上手に描こうとしないのが、深見東州さんの絵の特徴だと思ってますけどね。一見すると、雑に適当に描いているように見えますけど、全体の構図とか色のバランスが良くて、出来上がった絵は、誰も描けないような作品なんですよね。表現しようが無いほど不思議な魅力を持つ作品になるから不思議でしょうがないです。
絵画の技法とか、常識とか、一切を忘れたかのように、好きなように描いているように見えます。ふつう、そんなことをすると支離滅裂な絵になりそうですけどね。深見東州さんが描くと、パッと目を引く作品になってしまうということは、相当な芸術の感性を持った人なんでしょう。
いくら感想を書いても、原画をまじかで見ないと、その良さは伝わらないと思いますけどね。
それから、バンクシーのシルクスクリーン作品も、たくさん展示されてました。あんなにたくさん集めていたんですね。深見東州さんがバンクシーの熱心なコレクターだとは知りませんでした。
最も有名な「GIRL AND BALLOON」 とか、爆弾を抱える少女の「Bomb Hugger」とか、火炎瓶じゃなくて花束を投げようとしている「Flower Bomber」とか、めぼしい作品がかなり揃っていたように思いました。
バンクシーは社会を風刺した作品が多いですけど、深見東州さんは、日常の平凡な一コマや、想像の一コマを面白く描いたものが多いですね。
タイトルも、「牛タンを食べようとしているジュリア・ロバーツ」とか「脱ぎっぱなしのズボンとベルトの上にアオダイショウの親子が来やがった」とか、「北斎の春画から抜け出したタコ」とか、「座禅するモアイ像」とか、いったいどんな絵なのかなって思いますよね。
説明しても面白みは伝わらないので、実際に見てみるしかないんですけどね。
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