ヒルトンお台場で開催中のクリスマス・てんこ盛りアート展示会での、ダスティン・ホフマンと深見東州さんのトークショーは、やはりすごい人だかりでした。かなり広い会場でしたけど、ぎっしり入ってましたね。もう少し早く行けばよかったかなと思いました。
ダスティン・ホフマンの話からは、とても真摯に映画作り、役作りに取り組んできたのかが伝わってきました。いろんな役をすると思いますが、たとえば犯罪者の役をやるときには、そういう人たちを尋ねて、長い時間を共に過ごしたりして理解していくようにしているそうです。それは、他の俳優さんもやってるのかもしれませんが、かなり徹底して、妥協せずにやっているように感じました。それがダスティン・ホフマンの演技にリアリティを感じる理由の一つなのでしょうね。
「クレイマー・クレイマー」の映画のオファーが来たときは、最初の奥様と離婚調停の最中だったそうです。なので、周りからは、さすがに断ったほうがいいんじゃないかと言われたそうですね。しかしダスティンは、そんなときだからこそ、この役の気持ちが理解できると思って、受けたそうです。
そして、私がダスティンの話の中で、一番心に残った言葉ですが、離婚と言っても、まだ相手のことを互いに愛しているんだという言葉でした。愛が全くなくなったわけではないと言ってましたね。
しかし、同じ空間に一緒にいることができなくなり、それで離婚に至るわけですね。そして、まだ愛は残っているけど、ちょっとしたことで、相手のことを激しく憎く感じたりもするそうです。女性の立場からは、また少し違うものがあるかもしれませんが、そんなダスティンの思いは、あの名作クレイマー・クレイマーの演技に、そのまま表現されていることを感じましたね。昨日帰ってから、ラストのシーンを動画で見ていたんですけど、話の内容そのままだなって思いました。
最後に深見東州さんのことを知りたいと思い、カンボジアの病院での無料診療などの活動のビデオを見たそうです。そしてとても感動したそうです。俳優は、ニュースなどでは十分に伝わらないような人たちにスポットを当て、演じたりしますが、半田さん(深見東州さん)も、そんな人たちに直に接しているところが似ていると思ったそうです。しかも半田さんの場合は、実際に人の命を救っていると、大変感銘した様子でしたね。
終始なごやかな中、穏やかな雰囲気を崩さず、落ち着いた物腰には、82歳になっても大スターの風格みたいなものを感じましたね。
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