深見東州さんが会長を務める国際スポーツ振興協会が、「ATP GOLF TOUR」を協賛するとスポーツ紙に載っていたので、なんだろうと思って調べてみました。
日本プロゴルフツアーには、男女のレギュラーツアーがあり、その下部ツアーに男子のチャレンジツアー、女子はステップアップツアーがあることまでは知ってました。それ以外にも、プロゴルフ協会の公式戦ではありませんが、様々な試合が行われているとは聞いてました。
深見東州さんも、「ISPS HANDA ロングランコンペ」という、優勝賞金付きの試合を、かなり昔から毎月開催されていました。名前は、「ISPSハンダ大江戸八百オープン」という名前で開催されたり、その時はシニアとレギュラーの部門を合わせて賞金総額2000万でしたが、もう少し手軽なものも含めて、若手ゴルファーの育成やシニアゴルファーのために開催されていました。
ポスターからして吹き出しそうな、内容もユニークな試合が多いので、詳しくはこちらをみて下さい。
それで、今回の「ATP GOLF TOUR」というのは、ホームページを見ると、「当ツアーではツアープロを目指す研修生、練習生、レギュラーツアーでの活躍を目指すツアープロの方々に、より多くの試合経験が得られるようにトーナメントを開催しております」と書かれていて、やはり「ISPS HANDA ロングランコンペ」と、同じような目的で開催されているようです。
ただ、スポンサーがついて、賞金を出すというよりは、エントリー費用を出場者から集め、その中からやりくりして賞金や経費を捻出している感じなのでしょう。プロゴルフ協会のような公益社団法人ではなく、民間会社の運営なので赤字になるわけにもいかず、なかなか大変でしょうね。
そのようなミニツアーを開催する民間会社は、全国にいくつかあるそうです。その中で「ATP GOLF TOUR」は最大手のようで、2003年から始まって、関東を中心に、最近では年間男女それぞれ50試合ほど開催し、参加する選手もかなり多いようです
日本の男子は公式試合数も減ってることも背景にあるのかもしれませんが、人気の秘密は代表の鴇田勇一さんによると、「舞台をなるだけレギュラーツアーやチャレンジツアー開催コースにお願いしているからでは。ツアープロには練習ラウンドにもなりますからね。また、アマとプロ、男子と女子プロの交流の場ともなっています」ということでした。
ISPS専属プロの酒井美紀選手や、米国ツアーで頑張っている小平智選手も修行時代はこのツアーの常連だったそうです。実戦の試合に出て磨くことが、プロとして活躍するためにも、必要なことなのでしょうね。アマチュア選手も参加できますので、プロからアドバイスをもらったりすることもあるそうです。
それにしても、このようなミニツアーに参加する選手は、プレー費も交通費も自己負担ですから、勝てないうちはとにかくお金ばかりがかかりますよね。プロとして活躍するためには、当然の投資なのだとは思いますけど。
ATPゴルフツアーhttps://t.co/N1IMRySYro pic.twitter.com/4EvEO0qKgL
— K’sProMasterGolf (KPMG) (@KsProMasterGolf) June 27, 2018
ということで、今回、深見東州さんが会長を務める国際スポーツ振興協会が、この「ATP GOLF TOUR」の冠スポンサーをすることになったそうです。それによって大会名も「ISPS HANDA ツアー!!」に変わったそうです。
さらに、国際スポーツ振興協会の協賛により、いつものツアーに賞金をプラスして、新たに『ATP GOLF TOUR ISPS HANDA CUP』という大会を、男女10試合づつ開催するそうです。いつものツアーの賞金というのは、参加40名の場合は優勝賞金が15万円で、10位まで賞金が出て、参加60名になると優勝賞金20万円で、15位まで賞金が出ているそうです。アマチュアが入賞した場合は賞品(アマチュア規定による)になるそうです。
それが、この『ATP GOLF TOUR ISPS HANDA CUP』では、優勝賞金が50万と100万の大会になるそうです。賞金総額も200万前後から250万くらいになるようで、大幅なアップになりますね。これまでもスポンサーがついて、優勝賞金100万の大会も、年に一回くらいはあるようですけど、今年からは大幅に増えるわけですね。プロの選手にとって、これは喜ばしいことでしょうね。
すでに、第1回目の『ATP GOLF TOUR ISPS HANDA CUP』男子が、6月7日に開催されていました。優勝賞金は50万ですが、参加定員112名に対し30名がキャンセル待ちになってましたので、やはり人気だったようです。次回以降、7月と8月に開催される『ATP GOLF TOUR ISPS HANDA CUP』男子も、キャンセル待ち20名になっていますね。女子は、6月25日に第1回目の大会が開催され、男子ほどではないですけど、こちらも参加予約が増えているようです。
今回は、マスコミには取り上げられませんけど、プロゴルファーの育成に欠かせない大会の存在を詳しく知ることになりました。深見東州さんは、「これからの選手が育っていくステージを下支えしていきます」ということでした。レギュラーツアーやチャレンジツアーからは、一旦、退かれましたけど、全国中学校・高等学校選抜ゴルフマッチプレー選手権大会の開催も含め、素晴らしいゴルファーを育成するための支援は続けていかれるようですね。
そして若手の育成とは別に、シニアの上をいくゴールドシニアのような、年齢層の高いゴルファーのための大会も、今年から大きくするそうです。かねがね、ゴルフは何歳になっても楽しめるスポーツと言われてますし、高齢化社会を迎えた日本にとっても、新たなゴルフの普及につながる、目立たないところでゴルフ界を支えている感じがしますね。
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