『ISPSハンダマッチプレー選手権』の1、2回戦は8月1、2日に開催されますが、石川遼選手も参加するようですね。
先日の概要発表会見のことが各スポーツ紙で報道されていて、デイリースポーツに、石川遼選手と塩見好輝選手が1回戦で激突すると書かれてました。
今回の大会は104名が出場する、オールマッチプレーという珍しい大会になります。出場資格を決めるのに、去年一年と、今季の日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップまでの獲得償金額を合算し、ISPS半田マッチプレーランキングを設けて、そのランク上位者の103名が出場します。104人目は、2017年のISPSハンダグローバル・チャレンジカップ優勝者になってました。
うち、ブリヂストン招待出場資格保持者と、ランクの上位選手を合わせた8名はシード選手として、9月6日から開催する3回戦からの出場になります。
ノーシードの96名は、8月1日開催の1回戦では、ランクの最上位者と、最も下位の選手による組み合わせとなり、以下も、その順で組みあわせが決まるようです。ランキングに基づく公平な組み合わせですね。今回はスポンサー推薦もありません。
アメリカでは苦戦が続く石川遼選手ですけど、日本の試合に出場するとなれば、大きな話題になりそうですね。国際スポーツ振興協会所属の塩見好輝選手と、どちらにも勝ってほしいなと思いますけどね、そういうわけにも行きませんから注目しておきたいと思います。
ところで、7/2付世界ランキング2位の松山英樹選手と、日本人2番手につけている谷原秀人選手(現在50位)は、今週6日からの欧州男子ゴルフツアー「アイルランド・オープン」に参戦するそうです。他にも、ローリー・マキロイなど世界のトップ選手が参加します。さらに2週間後に開催される「全英オープン」に、松山選手、谷原選手はそのまま出場するようです。日本人選手によるメジャー優勝を期待したいですね。
谷原秀人選手は、先週6月29日から開催された「フランスオープン」にも参戦しました。このフランスオープンは、欧州大陸最古のナショナルオープンで、賞金総額7億8千万という4大メジャーに次ぐほどの高額賞金の大会になっています。
5月の「BMW PGA選手権」では見事3位タイの成績を残し、欧州男子ゴルフツアーのポイントレースで8位、平均パット数でも3位と健闘しています。しかし「フランスオープン」では、かなりの乱調だったようで予選落ちしました。ここまで、メジャーを除けば安定して予選を通過していたので残念ですけどね。
その谷原選手は、今年の欧州のツアーに積極的に参加していますね。
「ヨーロッパはコースが楽しい。まだ知らないコースもたくさんある。それにいい選手と回れるのが魅力」と話しているそうです。また、「世界ランクも上がれば上がるだけいい。優勝もしたい。出られる試合に出る」と、非常に意欲的な発言をしています。
ここまでの谷原秀人選手の海外と国内のトーナメントの成績を書いてみました。
- 1/12~ソニーオープンINハワイ(米国ツアー)27位(スコア-11)
- 1/19~SMBCシンガポールオープン(アジアンツアー、日本ツアー)9位(スコア-6)
- 1/26~レオパレス21ミャンマーオープン(アジアンツアー、日本ツアー)22位(スコア-5)
- 2/16~ワールドスーパー6パース(欧州ツアー)15位、(マッチプレー)
- 3/2~WGC メキシコ選手権(米国ツアー)32位(スコア-1)
- 3/23~WGC デルテクノロジーズ マッチプレー(米国ツアー)4位(マッチプレー)
- 4/6~マスターズ(米国ツアー)84位予選落ち(スコア12)
- 4/13~RBCヘリテージ(米国ツアー)39位(スコア-3)
- 4/27~チューリッヒクラシック(米国ツアー)32位、(スコア-13)。松山英樹とペアで出場したチーム戦
- 5/25~BMW PGA選手権(欧州ツアー)3位、(スコア-8)
- 6/1~日本ゴルフツアー選手権 森ビルカップ(日本ツアー)15位、(スコア1)
- 6/15~全米オープン(米国ツアー)92位予選落ち(スコア4)
- 6/29~フランスオープン(欧州ツアー)143位予選落ち(スコア12)
- 7/6~アイルランドオープン(欧州ツアー)
- 7/20~全英オープン
『ISPSハンダマッチプレー選手権』の会見のときに、深見東州さんは、谷原選手のデルマッチプレーでの活躍を見て涙が出てきたと言われてました。世界ランキング1位のダスティン・ジョンソンに対して、世界60位の谷原秀人選手が一歩も引かずに戦っている姿に感動したそうです。
また、谷原選手のことを、「俺はもう38歳なんだから」なんてことはなく、38歳になっても新しいことにチャレンジしているし、いつも、何かを掴んで次に大きくジャンプしていると言われていました。若い選手にとっても、谷原選手の海外での活躍は刺激になりますよね。そんな志を持っている谷原選手が、国際スポーツ振興協会の仲間であることを誇らしい感じますと賞賛されていました。
それにしても谷原選手の顔はゴルフ焼けでしょうか、以前よりもかなりいい色してますね。となりの藤本佳則選手がとても色白に見えました。
また、今回の大会をプロデュースされたJGTO大西久光副会長は、バブル崩壊以降の日本経済の停滞によって、男子ゴルフも停滞していると言われていました。最盛期の半数近くまで、試合数が減っているそうですからね。それに対して、誰もやったことがない試みや、色々な改革を取り入れて活性化したいという思いを強く感じました。
試合が減った原因は日本経済の停滞のためだけではないと思いますが、深見東州さんは、ゴルフ界が発展するような具体的な方策を今回も実行されているように思います。今年の賞金総額をツアー最高の2億1千万にしたのも、いきなり3億とかにすると、他のトーナメントとの兼ね合いがあるので難しいそうで、少しづつ毎年上げていくそうです。
以前、男子シニアトーナメントにおいて、史上最高額の賞金1億で開催したところ、次の年は、それに刺激されて他のトーナメントも償金額が上がり、またスポンサーも増えるという結果につながりました。今回の最高償金額にも、そのような意味合いがあるのかもしれませんね。
世界に通じる日本選手の育成と同時に、国内ツアーの充実や、JGTOの年金のことなど、ゴルフ界全体のことをよく考えてされているように感じました。深見東州さんは経営者としての才覚も素晴らしいので、良い結果につながっていくといいですね。
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