先週開催された「深見東州単独 ! 武道館・オリジナルソングコンサート」のことが、新聞に掲載されてました。
深見東州さんは今日までに800曲以上作曲をしてきたそうですが、その中から約30曲ほど歌われました。40歳前後くらいから作曲が増え始めたようですので、作曲家としてはかなり遅咲きになりますね。
歌手としての活動も30代の半ばくらいからでしょうから、それもずいぶんと遅いスタートです。それだけに60代なかばになっても創作意欲は衰えることなく、新しい分野にもチャレンジされ、これから本当のピークを迎えるところではないかと思います。
今回のコンサートは、全て深見東州さんのオリジナル曲でした。私は800曲全ては聞いてないと思いますが、主なものは聞いているので、ほとんど知っている曲でした。ただ初めて深見東州さんのコンサートに来た人にとっては、馴染みの曲というものはなかったかもしれませんね。
テレビのコマーシャルやドラマなどに使われた曲、あるいはオリコンチャートなどに登場した曲があれば、知ってる曲もあったでしょうけど、あいにくそういう曲はありません。そういう世の中でヒットした曲と比べても、遜色ない曲はたくさんあるんですが、何しろ純粋な創作活動に重きを置かれていたからでしょうか、全くプロモーション的なことはされてなかったように思います。したがって商業的な大成功とか、そういうものとは無縁のところで、知る人ぞ知る名曲を作り続けてきた、とても珍しいアーティストだと言えるのかもしれませんね。
そういう商業的成功というしがらみもなく、自由に創作ができたのは、生活基盤が経営する予備校や商社などの事業で十分に安定していたからかもしれませんね。そのためレコード会社からの要望とかコマーシャリズムに侵されることもなく、本当にやりたい創作活動を妥協することなく追求できたのかもしれません。だから聞いていて、とても新鮮な感じで気持ちよく聞けるのかなと思います。また、何度聞いても飽きがこない感じがしますね。
それから、この新聞記事にも書かれていますが、今回はステージの仕掛けも写真のように凝ったものが多く、楽しませてもらいました。
氷柱のような筒状のライトが天井から沢山釣るされていて、色が曲によって変わったり、また、上下動して、ステージに変化がありました。そして、舞台の正面方向の人は、はっきりわかったと思いますが、シャワーカーテンを用いて、雨に関する歌を素敵に演出し、また水のカーテンをスクリーンのようにして龍神が映されたりと凝ってましたね。美しいシャボンや紙吹雪は去年もありましたが、今年も綺麗にライトアップされていました。
そして、恒例のジェット風船も、来場者全員で一斉に飛ばし合い、なかなか壮観でした。あのジェット風船は、膨らますのにかなりの肺活量が必要でしたけどね。
また、新聞記事で知りましたが、今年はビートルズが来日して、武道館公演から50年目になるそうです。この記事を書いた記者の人は、「ビートルズのメンバーはその後多様な価値観を詩に綴ったが、深見氏もまた、溢れる見識とユーモアで、その豊かな世界観を武道館の客席に届けた。古今東西、森羅万象、あらゆる道に通じ、多様な価値観を受け入れる寛大さと勇気を持つ深見氏だからこそ実現できたステージだった」、と書かれていました。
私も同感です。そして深見東州さんの歌は、どれを聞いても、愛を歌い上げているように思います。いろいろなものに対して、愛の讃歌の歌のような気がしています。この世にあるすべてのものに、溢れる愛を惜しみなく捧げ、讃えているようにも感じますね。
男女の愛にも、動物たちにも、自然にも、そして日本と西洋の神々にも分け隔てなく、いろいろな愛の形を歌い上げられているのかなと思います。現代の放浪詩人とも言えるような、実際には放浪されていませんが、それどころか現実にしっかりと根ざした活動をされていますが、心の中は現実にとらわれず、ロマンに生き、宇宙にまで飛び出しそうな悠久の世界に生きているのでしょう。唯一無二の深見ワールドを創作し続けていると言えそうです。
ただ深見東州さんに言わせると、みんなが喜んでくれればいいとしか思ってないそうです。自分をよく見せようとか、己の追求したものを表現してやろうとか、そんな気持ちなどは全くないそうです。それが、舞台芸術を極めた人の言葉なのですね。
当日のセットリスト
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