MOSTLY CLASSIC9月号に、第3回東京国際コンサートのことが記事になっていました。
ホセ・カレーラスを迎えての、深見東州さん、コナル・コードさんとのコンサートでしたが、6月15日開催ですから、まだ2ヶ月前のことなのに、時が経つのが早い気がしますね。
短い寸評ですが、少し紹介すると、「カレーラスは、わかいころ、イタリアの巨匠ディ・ステファノのレコードを聴いて学んだという。このイタリア歌曲の数々もディ・ステファノが得意とした作曲家たち。カレーラスは情熱的だが、陰影のある歌い方と、明瞭な言葉で旋律を浮かび上がらせ、聴き手を歌の世界に誘う。」「歌曲にはオベラのような大げさな身振り手振りは必要ない。美しいピアニシモとほんの少しの仕草で、全ての聴衆を魅了した夜だった」ということで、この日のカレーラスは、ピアノに軽くて手を置いて、ときおり白いハンカチで汗を拭う程度で、切々と感情をこめて歌いました。その姿はクールで、しかし情熱的な、カレーラスの世界に引き込まれていくものを感じました。
3大テノールで歌う時のようなバフォーマンスはなくて、一曲、一曲の歌の繊細な良さが伝わるような歌い方、そんな気がしました。そして、聴いていると、いつのまにかその世界に会場全体が浸って、とてもいいムードになっていましたね。
最後に深見東州さんと、コナル・コードさんの3人で歌った時は、最高にスバークした何かを感じました。これは凄いと、歌のもつエネルギーに感動が走りましたね。
今日は、プラシド・ドミンゴを迎えてのコンサートですが、音楽監督もドミンゴが行うというので、それにも注目しています。
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