3月22日に始まり、4月21日に最終公演を迎えた今年の「Handa Opera on Sydney Harbour」の評判などを、ネットから少し拾ってみました。
「ハンダ・オペラ・オン・シドニー・ハーバー」は、深見東州さんが会長を務める世界芸術文化振興協会(IFAC)と、デスティネーションNSW(ニューサウスウェールズ州の観光やイベント産業を振興し発展させてきた州政府機関)とのパートナーシップにより、シドニー湾上の特設舞台で上演される野外オペラ(ミュージカル)です。オペラ・オーストラリアが毎年制作し上演しています。
深見東州さんとオペラオーストラリアの協力関係は10数年以上に及び、日本でオペラ・オーストラリアとの共同制作のオペラ公演を行ったり、オペラ・オーストラリアの歌手を呼んでコンサートを開催したことも何度もあります。
「ハンダ・オペラ・オン・シドニー・ハーバー」は2012年から毎年開催され、この時期のシドニーの人気イベントとして、世界中から多くの人たちが訪れる世界的に有名な野外オペラに成長しました。
今年は世界的な大ヒットミュージカルとして、2度ほど映画化もされたことでも有名な『ウェストサイドストーリー』が上演されました。
ジョージ・チャキリスが出演した1960年の映画では、ダンスシーンに見惚れてしまいましたけど、やはり素晴らしい歌の数々が魅力ですね。
「マリア」「トゥナイト」「アメリカ」「クール」「マンボ」「アイ・フィール・プリティ」など、強く印象に残る歌がたくさんありますけどね。トニーとマリアが対立を超えて愛し合うなか、トニーがマリアの兄ベルナルドを思わず刺し殺してしまった後にマリアと会う場面で歌われる「サムウェア」は、涙なしに聴けません。
こちらは開幕直前に流れていた動画です。舞台の背景などもよくわかります。
Set against the stunning backdrop of Sydney Harbour, the smash-hit musical 'West Side Story' is BACK! 😍⭐ #9Today pic.twitter.com/3JEux3fzrB
— The Today Show (@TheTodayShow) March 19, 2024
そして、オープニングナイトには、例年多くのVIPが来場し、華やかな雰囲気で幕があがります。
★★★★★ “a perfect Sydney night out” – Cultural Binge.
— Ticketmaster AU (@Ticketmaster_AU) March 26, 2024
Step onto the red carpet at the opening night of Handa Opera on Sydney Harbour – West Side Story!✨ 💃
Experience the magic for yourself. Book your tickets today.
🎟️ https://t.co/rtMinNHsNC pic.twitter.com/n1TdI05u4Y
そして今年も、この舞台を、楽しみにしていた人たちが多くいたようですね。
Epic production of #WestSideStory by @OperaAustralia overlooking the stunning #SydneyHarbour pic.twitter.com/mDQg4fZ37E
— Bradley Seehusen (@bradleyseehusen) April 12, 2024
Theatre lovers in #Sydney are enjoying West Side Story in Australia’s iconic Sydney Harbour, and we’ve been thrilled to be in the wings taking guests to the picturesque Handa Opera venue.
— Kinetic (@kineticanz) April 10, 2024
Get in before the curtain closes with limited performances until April 21.#wearekinetic pic.twitter.com/f36XWoVJei
The Squire's Landinghttps://t.co/UqWWQS0L4W
— gorgeous15423 (@gorgeous15423) April 3, 2024
景色と、味と、ビールに妥協がないお店 ライブミュージックも素敵
今なら屋外ミュージカルの花火も(20:20)
West Side Story on Sydney Harbour#シドニー #ビール #paleale #ハンバーガー #オペラハウス pic.twitter.com/ISUTM88opd
West Side Story on Sydney Harbour last night was a stunning thrill. What a night! pic.twitter.com/1xYkyEXlbx
— Mark Fletcher (@emef) April 20, 2024
現オペラ・オーストラリアのフィオナ・アランCEOは、このシドニーハンダオペラを「国内で最も壮大な文化体験のひとつ」と評しているそうです。そして今回は2019年に公演された『ウェストサイドストーリー』のリバイバルになりますが、その時は最大の成功を収め、65000枚のチケットが販売されたそうです。
今回、主役のトニーとマリアを務めたのは、ビリー・ブルキエとニーナ・コルベです。実力は折り紙付きですが、いずれも新人ですので、大抜擢の起用だったようです。雑誌などのレビューをいくつか見ましたけど、かなり良い印象のものが多かったですね。
コルベとブルキエは優れたシンガーで、すべての重要な場面を最大限に生かしている。コルベは受賞歴のあるファースト・ネーションズ・ソプラノで、マリア役で輝いている。
ブルキエは主役デビューで印象的だ。力強いミュージカル・ヴォイスを持ち、ステージでの存在感も抜群で、観客の注目を集める。マリアという名の女の子に出会ったんだ……」と彼が歌うとき、私たちは彼が恋に落ちていることを絶対に感じる。
ビリー・ブルキエとニーナ・コルベは、主役のトニーとマリアを力強く演じている。ブルキエは力強い声の持ち主で、”Maria “と “Something’s Coming “でその歌声を披露している。コルベの声は、マリアの歌のスタイルに対応した、よりオペラティックな声質で、彼女のキャラクターに天使のような純真さを与えている。
『ウエスト・サイド物語』は、シェイクスピアの『ロミオとジュリエット』を1950年代ニューヨークのゲットーの街並みに置き換えたものだと言われていますよね。キャピュレット家とモンタギュー家が、ジェッツとシャークスの、社会的に恵まれない地区で縄張り争いを続ける2つのティーンギャングに置き換わりました。
ジェローム・ロビンス演出の1957年ブロードウェイ公演『ウエスト・サイド物語』のビジョンと振り付けに、今回のハンダオペラを演出したフランチェスカ・ザンベロと振付師のキイラ・シュミット・カーパーは敬意を表していて、オリジナルに忠実だと評されていました。
それで、前回の2019年に公演した『ウエスト・サイド物語』は大絶賛でしたけど、白人ばかりでラテン系のキャスト不足なのを指摘されていたそうです。今回の2024年公演では、それを踏まえてキャスト選出もかなり配慮されていたようですね。
- 監督 フランチェスカ・ザンベロ
- 音楽監督 ガイ・シンプソンwithオペラ・オーストラリア・オーケストラ
- アソシエイト・ディレクター エリック・ショーン・フォゲル
- リバイバル振付家 キイラ・シュミット・カーパー
- セットデザイン ブライアン・トムソン
- 衣装デザイン ジェニファー・アーウィン
- 照明デザイン ジョン・レイメント
- 音響デザイン デス・オニール
- リバイバル・サウンド・デザイナー ジェイク・ルーサー
- 主要キャスト ビリー・ブルキエ、ニーナ・コルベ、キンバリー・ホジソン、パトリック・ウィットブレッド、マヌエル・スターク・サントス、ウェイン・スコット・カーモンド、スコット・アーウィン、 ジョー・クレメンツ、 ドロン・チェスター他
今回、6500ドル払って、キャストと一緒にステージでパフォーマンスができるスリルを体験できたそうです。毎週3回の公演のみ、抽選で熱烈なファン1人にオン・ステージのチャンスがあったそうです。もちろん事前に、プロのヘアメイクと衣装合わせ、リハーサルも行われるそうです。そして4人分のHSBCプラチナ・クラブでのディナーやドリンクを楽しめるチケットや、専属カメラマンの撮影など、いくつかの特典とパーケージになっています。
今年で13回目を迎える「ハンダオペラ・オン・シドニーハーバー」は、日本の実業家、慈善家、そして宗教上の指導者である半田晴久博士の継続的な資金援助によって実現したオーストラリアの文化事業である、と紹介されています。
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