先週開催された、「ISPS ハンダ・プロテストの費用は腕で稼げ 女子トーナメント」には、出場参加枠を大幅に超える320名近くの申し込みがあり、出たくても出れない選手がたくさんいたそうです。
そこで出場枠から漏れた選手たちのために、急遽、今週の21日(木)と22日(金)に、2日間大会が新たに開催されることになりました。
必要とあれば、あっという間に実行に移すだけの即断即決ができるのも、国際スポーツ振興協会を率いる深見東州さんの良いところでしょうね。
さすがに急遽決まったため、出たくても予定が入っている選手も多かったと思います。それで、先週の大会で予選落ちした選手にも門戸を広げて、最終的には130名ほどの選手が出場するようです。
先週の大会は、YouTubeで解説付きライブ配信がおこなわれ、ギャラリーも入れて、かなり白熱しました。公式戦ではありませんが、メディアにも取り上げられ、盛り上がりを見せていましたね。
今回はライブ配信や、ギャラリー入場はありません。賞金総額も先週の大会の3分の1になります。しかし優勝すると120万、2位から5位でも100万ということで、上位5人に入ると、それなりの資金をゲットできますね。
8月から始まるプロテストを受講する出場選手にとっては、合格するには200万程度かかると言われる必要経費の半分を得るチャンスであり、勝ち抜くための試合経験を積む意味でも、ありがたい大会ではないかと思います。
日本でゴルフのプロテストを受け、プロゴルファーを目指す選手は、ある程度資金に余裕がある家庭と言われていますけどね。
ただプロテスト合格は非常に狭き門ですし、何度も受けるようになると費用もバカになりませんよね。すでにスポンサーがついてる選手も多いと思いますけど、それも限度があるでしょうから。
それに、現在は米国女子ツアーで活躍している笹生優花選手のように、費用がかかる日本を離れてフィリピンに移住して、そこでゴルフの腕を磨いて日本に戻ってきた選手もいますよね。
その笹生選手でも、2019年のプロテストは西郷真央選手とともに18位タイという、かなりギリギリの合格でしたけど。
日本に住んでいてツアープロを目指すには、かなりの資金力と、狭き門のプロテストに合格するだけの実力を身につけないといけません。そうやってプロテストに合格し、JLPGAのプロになれたとしても、年間の賞金獲得がゼロの選手が8割以上いるという厳しい世界なんですけどね。
そのため今回の大会とは趣向は違いますけど、将来のレギュラーツアーでの活躍を目指す未来ある選手を応援する「DSPE」プロジェクトや、「マイナビ ネクスト ヒロイン ゴルフ ツアー」や、各地でミニツアーなども行われていますよね。
また、最近の女子ゴルフの人気もあって、「ゴルフサバイバル(BS日テレ)」、「女子ゴルフペアマッチ選手権(BS朝日)」、「激芯ゴルフ(BSフジ)」などのテレビ企画も増えてきてますよね。
その中で、国際スポーツ振興協会が主催する試合は、先週の試合もそうですが、今週の試合も、1日の大会ではなく、優勝賞金も高めに設定しています。
企業はどうしても会社への費用対効果で考えると思いますけど、社団法人の国際スポーツ振興協会はそうではなく、ゴルフ界や社会への貢献度という物差しで費用対効果を考えるという、そんな深見東州さんの考えの表れなのかなと思います。
今年のプロテスト第1次予選は8月3日、千葉県のゴルフ倶楽部成田ハイツリーを皮切りに、三重県のココパリゾート白山ヴィレッジゴルフコース、佐賀県の佐賀クラシックゴルフ倶楽部、埼玉県のこだまゴルフクラブ、9月に入って、滋賀県の信楽カントリー倶楽部に至るまで、およそ1ヶ月間に5地区で行われるそうです。それに勝ち抜くと、10月の第2次予選に進むことができます。
今回の試合で経験を積んだ選手たちから、11月に行われる最終プロテストに残り、20名の合格者の中に入る選手が出ると良いですね。
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