深見東州さんが会長を務めるISPS HANDA (国際スポーツ振興協会)のイベントに参加した直後、ハリー王子(サセックス公爵)一行はシンガポールに移動し、8月12日に2023 Sentebale ISPS Handa Polo Cupに出場しました。
ハリー王子はサンタバリー(Sentebale)という慈善団体の共同設立者でありパトロンです。このチャリティ・ポロ競技は、そのサンタバリーを支える資金を調達するための基幹イベントとして、2010年から毎年開催されてきました。
From Singapore 🇸🇬 polo club IG
— MimiRoche (@Mimicinque) August 14, 2023
💬 We played host to the @Sentebale ISPS Handa Polo Cup last Saturday and what a fabulous day it was! Let's take a moment to walk down memory lane as we relive the day's happenings.
#Sentebale #SingaporePoloClub #PrinceHarry #NachoFigueras pic.twitter.com/RjOrXQscTQ
2006年にレソト王国のセーイソ王子と共に、この団体を設立しましたから、今年で17年目になりますね。当時、ハリー王子はレソト王国を訪問したそうです。非常に貧しい国であり、その上、エイズの発症率は世界でトップ3に入る悲惨な状況だったそうです。
特に子供たちには孤児が非常に多く、その上極貧で、HIV保有者として疎まれるという、非常に困難な日常にさらされている状況を、そこで身を持って体験します。
母親のダイアナ妃も、生前は不治の病と言われ恐れられていたエイズ患者を励ますために、積極的に接してきたことがよく報道されていましたよね。
おそらく、そんなダイアナ妃のことが頭にあったのかも知れません。ハリー王子も、母のダイアナ妃と同じようにHIV保有者である子どもたちのために、ボランティアを行い、さらにその子どもたちの生活が少しでも改善されるようにと固く誓ったそうです。
そうして発足したのがサンタバリー(Sentebal)でした。ただ、レソト王国の状況からして、これは非常に困難なプロジェクトであり、難しい問題が山積していたようです。資金の問題もあると思いますが、特にエイズによる偏見というのは、そんなに簡単になくなるものではなかったようです。
日本に住んでると想像つきませんけどね。とにかくさまざまな困難を乗り越えて、地元の人々たちとの協力を得て、医療の提供や教育を続けることでなんとか改善につながってきたそうです。
深見東州さんも、2014年に自らレソト王国まで足を運び、セーイソ王子に会ってサンタバリーの活動を視察したそうです。それで、その年からすぐに支援することを決め、これまでさまざまな形で支えてきました。
このチャリティポロ競技の支援も、その一つであり、2018年からはタイトルスポンサーになっています。
今ではHIVに感染しても、治療によってエイズ発症を防げるようになりましたよね。詳しくは知りませんが、どんどん治療薬も進歩しているようですから、近い将来撲滅できると良いですけどね。
サンタバリーの活動も、当時はレソト王国で始まりましたけど、現在はボツワナなど南部アフリカにも拡がり、ケアを必要とする子どもたちの自立を助けているそうです。
今回のポロカップは、ハリー王子率いるロイヤル・サルート・サンタバリー・チームと、王子の親友でありポロ競技の名手、ナチョフ・フィゲラス選手率いるシンガポール・ポロ・クラブ・チームが、シンガポール・ポロ・クラブで対戦し、7対7の引き分けに終わりました。
今回、寄付金はいくら集まったかわかりませんが、2010年以降ポロカップでトータル1,100万ポンド(1,390万米ドル)以上の寄付金を生み出してきました。
ハリー王子は先週来日した折に、ISPS HANDA主催のスポーツイベントで、「私は人生のほとんどの期間、多くのチャリティに関わってきました。できるだけ多くの人々に恩返しをすることに、大きな充実感を感じています。私の人生はチャリティーです。これまでも、これからもずっとそうです」と語ったそうです。
その心は素晴らしいと思います。ただ私が気にしても仕方ありませんが、王室への批判的な言動のため、メディアからも批判的に書かれることが増えてますからね。メディアの報道も、どこまでが真実かわかりませんけど、ハリー王子のチャリティから、この先スポンサーや支援者が離れて先細りにならないか少し心配な部分は感じます。
深見東州さんのように、ハリー王子のチャリティにかける精神だけをみて、協力する人ばかりではないでしょうからね。多くのスポンサーや企業は、世間の人気度や、支援するメリットが企業にプラスに働くかどうかで、今後の支援を決めるのでしょうから。
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