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ちひろ
書いてる人
深見東州さんの存在を知ったのは、もう15年以上前になります。日本にこんな人もいるんだというのがその頃の印象でした。
それから数年、この人はただ者ではないというのが私なりに分かってきて、それで深見東州さんのことを書いてみたいと思い、ブログを始めました。

ここ数年、見に来る人がやけに多くなって関心の高さを感じ、去年(2018年)からサイトも変え、もっとせっせと記事を書こうと思っています。

ところで深見東州さんについては、世間では意見が二つに分かれるようです。ダビンチのような万能の人じゃないかという人もいれば、怪しい人物じゃないかとか、胡散臭いと書かれていたりもします。よくわからない、謎の人物というのも多いですね。

ご判断はお任せするとして、肯定派の私の意見としては、深見東州さんの詳しい実態を知らなさそうな人、おそらく深見東州さんが出演するイベントに参加したことのなさそうな人に、否定的な意見が見られるように感じました。

と、えらそうなことを言っている私も、実は深見東州さんのことをよく理解しているわけではありません。わからないことの方が多いです。でも、イベントなどに参加すればするほど、本当に楽しいですし、ためになることが多いなと思います。この人はとてもいい人なんだなと心から思えますし、みんなを元気にしてくれる人だと思います。だから信用しています。

ということで、ここでは深見東州さんの活動から、まず、話題になっているものを拾い、最新情報を探して書きたいと思います。また、過去のことも調べて書いていくつもりです。ジャンルが幅広いのでわかりにくい部分はありますが、”誰でもわかる深見東州入門” を目指し、私自身も含めて、何者かよくわからないという人たちの謎を解くために書いていきますね。

IFCAオペラ「大正時代のボエーム」は夢と現実、愛と別れの青春群像物語

前回は、2003年に上演されたIFACオペラ「元禄のトラヴィアータ」を紹介しました。せっかくなので、他のIFACオペラについても、紹介していきたいと思います。まだほとんど、十分に紹介してなかったですからね。

今回は、2004年に上演されたIFCAオペラ「大正時代のボエーム」について紹介します。IFCAオペラは、2002年から2009年まで、毎年1作品づつ上演してきました。

「大正時代のボエーム」は、その名の通り、プッチーニの最高傑作『ラ・ボエーム』を、日本の大正時代にアレンジしたものです。1830年代のパリを舞台とした物語が、大正時代の日本文化に出会ったようなオペラでしたね。

私は大正時代のことをほとんど知りませんので調べてみました。大正デモクラシー(自由主義や民主主義を求める運動が活発化)や、大正ロマン(日本の伝統文化と西洋のモダンな文化が融合し、独自のおしゃれで華やかな文化が花開く)とかが、真っ先に出てきますね。

キャラメルとかヨーグルトなどのカナ表記の多くもこの時代に生まれたそうです。そして、モダンガール(モガ)と呼ばれた、西洋のライフスタイルを取り入れた、最先端のファッションに身を包む女性たちが登場し、ジャズが流れるカフェやダンスホールも流行っていたようです。

女性解放運動や、ライフスタイルやファッションの変化など、今の文化につながる原型が多く出てきた時代だったようです。

一方、オペラ『ラ・ボエーム』の舞台である1830年代のパリは、フランス革命後の激動を経て、政治・社会・文化のすべてが急速に近代化へと向かう過渡期と言われています。

社会の主役は貴族からブルジョワジー(新興の中産階級・資本家)へと移り、また、地方から芸術家の卵がパリに集まり、貧困に苦しみながらも資本家を軽蔑し、自由奔放な生き方をしていた時代です。それが、ボエーム(ボヘミアン)と呼ばれるようになっていくんですね。

そんな時代背景の『ラ・ボエーム』を、日本の大正時代にもってきたのもうなずけますね。演出の大島尚志さんは、そんな若き芸術家たちの夢と現実、愛と別れを青春群像の物語として捉えつつ、一方で大正時代を日本の青春時代として捉え、その精神に触れる、和洋が融合する新たな演出にしたかったようです。

目次

「大正時代のボエーム」のあらすじと詳細

そんな和風の演出になった「大正時代のボエーム」のあらすじを、少し長くなりますけど書いてみます。

なお、今回も名前の表記には、漢字が当てはめられています。ただし歌と演奏に関しては、前年の「元禄のトラヴィアータ」に続き、全て原曲通り、原語による上演です。ちなみに深見東州さんは、今回マルチェッロを演じています。

第1幕  大正10年頃の谷中付近の下宿屋、クリスマス・イブの午後

自らを「四銃士」と名乗る、詩人のロドルフォ(樓鳥鳳)、画家のマルチェッロ(麿千絵浪)、音楽家のショナール(潮鳴)、哲学者のコッリーネ(個理念)の四人の若き芸術家たちは、生活は貧しくとも、夢と理想を追い求める情熱に燃えていました。

マルチェッロは恋人ムゼッタ(夢是多)といつもの喧嘩別れで、仕事も手につきません。寒さに耐えかねたロドルフォは、自作の戯曲を大げさな芝居と共に燃やして束の間の暖をとります。

寒さに震えて仕事をするマルチェッロとロドルフォ

コッリーネは古本屋で本を買い取ってもらえず浮かぬ様子です。ショナール1人が食糧や酒などを土産に買ってきますが、そこへ家主のベノア(部納破)が滞納している3ヶ月分の家賃の取り立てに来ます。4人はあの手この手でベノアをおだてあげ、浮気話になったところで彼に家賃を払うことなく追い出してしまいます。そしてクリスマス・イヴの街へと繰り出します。

仕事のために1人残ったロドルフォのところへ、若い娘ミミ(美実)が訪ねて来ました。手燭に火をもらい、帰ろうとしますが、部屋の鍵を落としたことに気付き戻って来ます。暗い部屋で鍵を捜すミミの手に、ロドルフォの手が触れます。その手は驚くほど冷たいのですが、ロドルフォは可愛いミミに惚れてしまいます。ミミもまた恋心を抱き、2人の愛が燃え上がり、ここで有名なアリア「その冷たき手を」「私の名前はミミ」を、2人がそれぞれ歌います。そして街に繰り出すのでした。

アリア「その冷たき手を」を歌うロドルフォ

第2幕  クリスマス・イブで賑わう浅草六区界隈

街は物売りたちの威勢のよい声が響き渡り、若者や親子連れで賑わっていました。別れたムゼッタのことが気になるマルチェッロは、若い娘をからかいますが気が晴れません。

ロドルフォはミミに髪飾りをプレゼントします。彼はカフェで合流した仲間たちにミミを紹介します。そして紙芝居屋のパルピニョール(春日如売)のところで、子供たちが大はしゃぎする中、楽しいひと時を過ごしました。

そこへ派手な身なりをして、ムゼッタがパトロンのアルチンドロ(有珍泥)を伴って現れます。マルチェッロの心は穏やかではありません。ムゼッタもまた、彼女を無視するマルチェッロに気をもみ挑発します。アルチンドロはムゼッタの本心がマルチェッロにあることに気付きません。

ムゼッタは大芝居を打ち、アルチンドロを追い払うために新しい靴を買いに行かせます。その間に、マルチェッロとのよりを戻してしまいます。

アルチンドロが新しい靴を手に戻ってきた時には、カフェはもぬけの殻です。アルチンドロの手に残ったものは、彼らの飲食代の請求書だけでした。

お勘定をアルチンドロに払わせ、元のさやに戻ったムゼッタとマルチェッロ

第3幕  上野不忍池の近く、雪のちらつく2月

ミミとロドルフォが出会ったクリスマス・イヴから2ヶ月の月日が流れ、よりを戻したムゼッタとマルチェッロは、カフェに住み込みで働いています。

ある日、ミミがマルチェッロを訪ねてきて、ロドルフォと上手くいってないことを打ち明けます。一旦、ミミを帰しますが、その後、疲れた様子のロドルフォがマルチェッロを訪ねて来ました。ミミもまた影からその様子を見ています。そこでミミが耳にした真実は、 病によって自分の死が近いことと、それを助けることのできないロドルフォの苦悩でした。

ミミは自らの運命を悟ります。恋人との幸せであった思い出を胸に、別れを決意します。彼女は、クリスマス・イヴの日にロドルフォからプレゼントされた髪飾りを、2人の思い出として持っていてほしいと、切なる願いを告げます。

一方、ムゼッタとマルチェッロは、みたび大喧嘩になります。彼女の浮気を疑うマルチェッロと、そんな彼の態度に嫌気がさすムゼッタは、罵りあい、ついには別れてしまいました。

雪のちらつき始めた中、ミミとロドルフォは、大喧嘩をする2人と対照的に、春になったら別れることを約束します。しかし2人は永遠に冬が続いてほしいと思っていました。

第4幕 谷中付近の下宿屋、初夏の午後

再び若き芸術家、4人の自由気ままな生活が始まります。違いと言えば、その生活からミミとムゼッタが消えたことでした。

ムゼッタに思いを馳るマルチェッロ。 ロドルフォと美しい二重唱を歌う。

しかし、ロドルフォはミミの面影を追い、マルチェッロはムゼッタを忘れることができません。2人は仕事が手につかない日々を過ごします。そんな気分を紛らわすかのように、ショナールとコッリーネを交え4人は踊りや決闘のまねごとをして、大騒ぎをします。

マルチェッロは、能の所作や阿波踊りも披露します

そこへ突然、ムゼッタが病気で苦しむミミを連れて来ます。ミミは死を悟り、人生最期の場所に愛するロドルフォの胸を選んだのです。仲間たちはミミの思いを察し、各々用事を見つけ部屋をあとにします。

ミミが危ないことを知らせにきたムゼッタ

思い出の部屋で2人きりになったミミとロドルフォは初めて出会った日のことを回想します。手を握りあい、自らを語り合ったことがいかに幸せであったことか。静かな時が、永遠に続くかのように流れてゆきます。ムゼッタが手渡したマフをロドルフォからの贈り物と思い込み喜ぶミミでした。

しかし、ミミの激しい咳にショナールがあわてて戻って来ます。マフが無情にもミミの白い手から落ち、ショナールはミミの死に気づきます。

ミミの死を言い出せずにいる仲間たち

皆の不自然な様子に気付いたロドルフォは、「どうしてそんな風に僕を見ているんだ」と叫び、最愛のミミが亡くなったことを知ります。

詩と花の香りを愛したミミの姿が、夕陽に照らし出され、ロドルフォの胸にしっかり抱きしめられたミミの安らかな姿は、ロドルフォが創り出した「詩」そのものでした。

ミミの死に泣き崩れるロドルフォ

なを、この公演を取材したテレビ番組があります。それをTOSHUチャンネルで視聴することができます。

動画を見てると、最後に泣けてきましたね。観にいった時も感動し、涙したと思います。若いエネルギーに満ちた、笑と涙と、愛に溢れたオペラでした。可憐な容姿でミミ役を演じた羽山弘子さん、モダンで奔放ながら、愛情深いムゼッタを演じた小林菜美さん、ハマり役でしたね。

ミミとの純愛を貫いたロドルフォ役の大間知覚さんは、フレッシュな魅力を感じました。大御所の栗林義信さんはさすがという演技と歌です。コッリーネ役の峰茂樹さんはバスの重厚な魅力を存分に発揮しました。

マルチェッロ役の深見東州さんは、芸達者な演技力と、予期せぬ動きで、場内を沸かせました。歌手が本業というには、あまりに多くのことをされてますが、専業のオペラ歌手でも、これだけ歌えるバリトン歌手は日本にいないのではと思わせる、ハイレベルの歌唱を聞かせてくれました。

オーストラリアからかけつけた声楽の師匠グレゴリー・ユーリシッチ(バリトン)さんから祝福

オペラ「大正時代のボエーム」 プッチーニ作曲「ラ・ボエーム」全四幕 原語上演(字幕付き)

  • 公演日 2004年9月2日
  • 会場 ゆうぽうと簡易保険ホール
  • 後援 毎日新聞社
  • 主催・製作 NPO法人 世界芸術文化振興協会(IFAC) 

スタッフ

  • 指揮 河地良智
  • 演出 大島尚志
  • 総合プロデューサー 深見東州
  • 音楽監督 栗林義信
  • 合唱指揮 珠川秀夫
  • 副指揮 藤本潤/高野秀峰/小屋敷真
  • 美術 星健典
  • 照明 奥畑康夫
  • 衣装 清野佳苗
  • 音響 仙頭聡
  • 舞台監督 小桜邦彦
  • 演出助手 手塚優子

キャスト

  • ミミ(美実)羽山弘子
  • ムゼッタ(夢是多)小林菜美
  • ロドルフォ(樓鳥鳳)大間知覚
  • マルチェッロ(麿千絵浪)深見東州
  • ショナール(潮鳴)栗林義信
  • コッリーネ(個理念)峰茂樹
  • アルチンドロ(有珍泥)筒井修平
  • ベノア(部納破)馬場眞二
  • パルピニョール(春日如売)清水一皓
  • 警官 大野隆/小野弘晴
  • 管弦楽 東京ニューフィルハーモニック管弦楽団
  • 合唱 大正時代のボエーム合唱団
  • 児童合唱 多摩ファミリーシンガーズ

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