ジャズジャパン5月号に、3月18日に開催された「深見東州と友人たちのコンサート」のコンサートリポートが掲載されていました。
このコンサートで深見東州さんは、ジャズナンバーをかなり歌っていました。そしてデービット・フォスターは、ジャズの名門レーベル「ヴァーヴ」のチェアマンであり、敏腕プロデューサーとして知られているそうで、そんなことから再びジャズ雑誌にも取り上げられたのでしょう。
深見東州さんがステージの始めに歌った時は、日本歌曲は木村裕平さんのピアノで、ジャズの時はヘアーバンドというニュージーランドのピアニストが演奏しました。また、ステージ後半に再登場した時には、デービット・フォスターのピアノをバックに再びジャズナンバーを披露し、デービットから、”エクセレント”と賞賛されていました。
この記事のライターは、「ジャズやアメリカンポピュラーソングを愛し、その音楽的な価値を理解する深見のスピリット。それこそが、デービット・フォスターやマイケル・ボルトンなど、欧米のビッグアーティストたちと共鳴する所以である。そのことを実感した充実のステージだった」と、感想を書いてます。
ここまで書かれると、深見東州さんのジャズシンガーとしての実力を見直してしまいました。私としては、やはりクラシックの歌曲や日本歌曲の歌唱に特に優れていると思っていましたが、ジャズをわかっている人からすると、貴重で素敵なジャズを聴かせてくれるという評価になるようです。
そういえば以前、ジャズの名曲をビッグバンドで聞かせるコンサートや歌手がいなくなったと、ポップスの専門家やファンが嘆いているという話を聞きました。そして中低音の魅力でセクシーに、ジャジーに歌う歌手も、ほとんどいなくなったそうです。昔は、日本ではフランク永井という歌手がいたそうですが、そして海外ではフランク・シナトラをはじめ、ナット・キング・コールなどのような優れたジャズ歌手が綺羅星のごとくいたのでしょう。
話は逸れますが、ジャズというと、先日「セッション」という映画を見ました。制作費3億でアカデミー賞を3つも受賞したという話題作で、かなりの人気作のようです。ジャズの鬼教師と一流のジャズドラマーを目指す青年の物語で、その厳しい指導はスパルタなんてものではないですね。監督の実際の体験がストーリーに反映されているので、ジャズに賭けるミュージシャンの中には、こんなレッスンに耐えている人もいるのでしょうか。
この中に出てくるようなジャズは、個人的にはほとんど聞くことがないですが、映画としてはなかなかのインパクトがあり、評価が高いのもわかる気がしました。ただ、ちょっと苦手な映画だったかもしれません。
個人的な趣味としては、本格的な演奏だけのジャズよりは、やはり聴きやすいヴォーカルが入るものが好きですね。この映画を見ててそう思いました。まあ、軽いフュージョン系でしたら、まだ聞けそうかなと思いますけど。スタンダードな曲をジャズアレンジで、ビート感覚、裏拍感覚、スウィング感覚、フェイクに優れた深見東州さんのような歌手が歌ってくれると、私なんかでも素直にジャズを楽しめそうですね。
それから、ジャパンタイムズにも、このコンサートの記事が掲載されていました。
このコンサートのあと、ロックの殿堂入り受賞者のセレモニーが行われ、ピーター・セテラがかつて所属していたシカゴも、ついに今年ロックの殿堂入りを果たしたそうです。ただその記念の式典には、ピーターは参加しなかったそうで、他のメンバーも残念がっていたようですね。
最後に当日のセットリストを、紹介しておきます。これを見ると、また、コンサートのシーンがよみがってきますね。毎年こんなコンサートがあればいいな~なんていうと、贅沢すぎますよね。 いくら深見東州さんでも、これ以上のコンサートは、もう考えられない気がしますけどね。でもまた、次も何かやってくださるんでしょうか。
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