深見東州選りすぐり絵画展で、幾つかの作品は、初めて見るものもありました。過去の深見東州さんのバースデー絵画展で私が見落としたのか、行けなかった年もあるので、それでだと思います。
まず、「冬薔薇」という100号のアクリル画に、とても魅入られました。解説によると、バラの内なる情念を密やかに顕した優美な作品ということです。
絵を見てもらわないと、とても口で説明できるものではないですが、巨大なバラかと思ったら、小さなバラが集まって、一個の大きなバラのように見える絵でした。バラの花をそのまま描いているのではなく、なんともいえない勢いのあるタッチで、一気に描きあげたという感じがします。色も強いけど優雅なピンクで、バックのターコイズブルーとの相性も絶妙で、素敵なコントラストになっています。こんな絵画がお部屋にあると素敵でしょうね。
それから、これはよく見る絵画ですが、「火の魚」ですね。これも100号の、巨大な魚が飛び出してきそうな迫力ある絵ですが、解説によると、「海中を疾走する赤い駆逐艦、進撃の大魚」と書かれていて笑ってしまいました。
たしかに進撃の大魚です。いまにも食べられてしまいそうな感じすらします。口から黄金色の泡を吐きながら、ユーモラスな顔はかわいいけど、迫力がすごいです。やる気のエネルギーをもらえる絵画ですね。おそらく、こんなタッチの絵が描けるのは、深見東州さんしかいないと思いますね。素人目には、ゴッホの「星月夜」を初めて見たときの驚きに似ています。
もう一つだけ紹介すると、「和佐田に白山黄金降る山」もお気に入りの絵画です。求龍堂の松井氏の解説によると、「和佐谷は白山神界の祈りの里山、素朴な信仰の山だ。日本の自然観そのままを絵にした、豊潤な大和絵の一枚である」と、いうことです。
空が黄色で、山が紺色に、白い雪という組み合わせですが、とても生き生きとした、山が躍動しているような、沸きたっているように見えるんですよね。心が気持ちよくなる絵です。これもお部屋に飾っておきたくなる絵画ですね。見てるだけで気持ちが豊かになりそうです。
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