深見東州さんが会長を務める世界芸術文化信仰協会(IFAC)は、2016年以来、米国のシング・フォー・ホープを支援し、現在はグローバル・ペイトロンになっています。
シング・フォー・ホープ・ファウンダーズ・サークルは、他にも、シシー&ヘンリー・アーノルドの愛の思い出のためのアーノルド財団、テア・ペチェク・イエルボリーノ財団、アンナ-マリア&スティーブン・ケレン財団、アン・ジフ、全米芸術基金、ニューヨーク州芸術評議会、フォソン・インターナショナル、Liquitex(公式塗料スポンサー)、などが支援しているそうです。
シング・フォー・ホープとは何かというと、ジュリアード音楽院のソプラノ歌手であるカミーユ・ザモラさんとモニカ・ユヌスさんが、リンカーンセンターの消防署のために演奏を行うため、仲間の音楽家を組織したことに始まります。芸術の力を実感した彼女らは、音楽と芸術を必要としているコミュニティと、アートを共有する活動を続け、数千人にまで仲間を増やしていきました。
そして2010年には、すべての人にアートをという思いから、ニューヨークで「シング・フォー・ホープ・ピアノ」プログラムを立ち上げ、国内最大のパブリックアートプロジェクトのひとつになっています。
シング・フォー・ホープは、より良い世界を作るために芸術の力を利用します。さまざまなプログラムがあり、世界中の病院、介護施設、学校、難民キャンプ、交通機関、コミュニティスペースで、何百万人もの人々に希望や癒し、つながりをもたらしてきました。また数百もの地域団体と提携し、何千人ものアーティストを創作活動に動員してきました。
また、アーティストが創作したシング・フォー・ホープのピアノを米国および世界各地でプロデュースしています。ノーベル平和賞受賞者世界サミットの公式文化パートナーであるシング・フォー・ホープは、芸術には高揚し、団結し、癒す比類のない能力があると信じて、すべての人のための芸術を支持しています。
さまざまなプログラムの中でも、最も有名なものとしては、先にあげた「シング・フォー・ホープ・ピアノ」があります。このプログラムでは、ブロンクスからベイルートまで、アーティストがペイントしたピアノを誰でも楽しめるように市内の公園や公共スペースに持ち込んでいます。
2週間の公開制作の後、ピアノは学校、医療施設、コミュニティセンターなどに寄贈され、人々の生活を何年にもわたって豊かにしています。CBSニュースは、このプロジェクトについて「音楽が持つ、人々を鼓舞し、団結させる力を私たちに思い起こさせてくれる」と書いています。
過去10年間のパブリックアートプロジェクトの中で、最も多くのメディアに取り上げられ、これまでに575台以上のピアノ作品が制作されています。そしてシング・フォー・ホープは、世界のどの団体よりも多くのピアノを、恵まれない公立学校へ提供しています。
それ以外にも、病院、予防接種センター、長期介護施設、ホスピス、治療センターなどで、健康、つながり、休息を促進する研究ベースの創造的なパフォーマンスや、ワークショップ、キュレーションの文化体験を提供しています。実際に足を運んでのアート体験だけでなく、プラットフォームを通じたバーチャルライブ・パフォーマンスやワークショップも行います。
また、政策や社会変革に関するさまざまな国際会議、国連のグローバル・ソーシャル・ビジネス・サミット、ノーベル平和賞受賞者世界サミット、社会起業家が集うスコール・ワールド・フォーラム、世界経済フォーラムなどにおいて芸術をより多く取り入れるための国際的な運動を推進しています。
2019年には、ハンダ ハーモニー・シング・フォー・ホープ・グローバル・ユース・イニシアティブとユニセフの協力により、世界中の子どもたちに大きな影響を与える「持続可能な開発目標」に関する最も重要な外交会議である国連ハイレベル政治フォーラムの冒頭において、世界の若者たちによる行動への呼びかけを編集した歌声を披露したそうです。
これは世界の社会変革、包括性、エンパワーメントにおいて、若者と創造性が果たす重要な役割を国連が力強く宣言したことになります。持続可能な開発目標を2030年に達成する推進力として、子供や若い人たちが持つ影響力を物語るものです。
この年、半田晴久博士(深見東州さん)は、ニューヨークのシング・フォー・ホープのプログラムだけでなく、世界各地の新しい創作活動を10年にわたって支援することを発表していました。このハンダ・ハーモニーのプログラムも、世界芸術文化振興協会(IFAC)によって可能になりました。
シング・フォー・ホープの共同創設者であるカミーユ・ザモラさんとモニカ・ユヌスさんは、世界芸術文化振興協会とその会長である半田晴久博士(深見東州さん)さんのことを、「その多面的で創造的な芸術性と、世界中の主要な人道的施設への重要な慈善活動を通じて、芸術を通じてより良い世界を作るというシング・フォー・ホープの理想を体現されています」と述べたそうです。
また、「半田晴久博士とIFACチームと協力し、ニューヨークだけでなく、国内外への影響力を高めることができるのは喜ばしいことです。シング・フォー・ホープと私たちが奉仕するコミュニティの未来を守るために、世界芸術文化振興協会のビジョンと寛大さに深く感謝しています。」と。
ちなみにシング・フォー・ホープの理事にはジョン・バティストのほか、ルネ・フレミング、アンドレア・ボッチェリなど、そうそうたる著名人が名を連ねていますね。
そしてCOVID-19のパンデミックを経て、2022年7月に開催された国連持続可能な開発に関するハイレベル政治フォーラムは、国連総会ホールで初の若者による音楽パフォーマンスとなる、シング・フォー・ホープ・ハンダハーモニー・コーラスによるシング・フォー・ホープの象徴的な歌「Dream Big, Speak Loud」の演奏で幕を開けました。
ニューヨーク中のシング・フォー・ホープのパートナー校から選ばれた8歳から18歳までの60人の学生たちは、様々なジャンルの音楽を駆使し、世界のリーダーたちに地球の未来のために「大きな夢、大きな声」で呼びかけるという、力強いメッセージを届けました。
ピアノは、シング・フォー・ホープのアーティストパートナーが制作し、オランダ王国から国連への永久寄贈によって実現したもので、国連のコレクションの一部として永久に残ります。シング・フォー・ホープのピアノは、シング・フォー・ホープのグローバル・ユース・プログラムとグローバル・ペイトロンのドクター・ハンダ(深見東州さん)に敬意を表し、「Handa Harmony」と名付けられました。SDGsをテーマにしたビジュアルデザインが施されたピアノは、国連本部内のSDGsスタジオに華を添えています。
A @singforhope piano designed with the Sustainable Development Goals (SDGs) is placed in the Visitors Area of the @UN General Assembly building. #ArtForAll #SingForHope #OpenArts
— United Nations Photo (@UN_Photo) July 14, 2022
UN Photo/Mark Garten pic.twitter.com/e1U7EcG3ac
2006年のノーベル平和賞受賞者で、シング・フォー・ホープ創設メンバーでもあるムハマド・ユヌス博士は、この取り組みの重要性を訴え、「創造的な芸術、特に若い人たちが実践し、発展させる芸術は、持続可能な開発目標に向けた前進に不可欠なツールとして機能します。私たちが共有する地球規模の未来に関する会議に、文字どおり、そして比喩的に生徒たちの声を取り入れることは、生徒たちにとって力強い主張となります。また、COVID-19の大流行によって米国内で最も大きな打撃を受けている彼らの家族や地域社会全体にとっても象徴的なことです。若者たちが芸術を通して私たちと一緒に “Dream Big, Speak Loud “してくれることで、私たちは皆、この「行動の10年」の前途に新たなインスピレーションと力を得ることができるのです」と述べたそうです。
ここ数年におけるコロナ禍において、シング・フォー・ホープは自宅にいる高校生のニーズに応えて、オンライン教材の提供なども新たに行ってきました。また、COVID-19の厳格な予防措置をした上で、対面授業も行っています。
また、孤立した高齢者や医療従事者には対話形式のアートプログラムも提供しています。コロナ禍における対策として、孤独や孤立と戦うコミュニティを支援しながら、全国でアーティストを雇用してきました。
たとえばニューヨーク州内の高齢者介護施設では、COVID-19の大流行で最も大きな被害を受けたコミュニティを優先的に支援し、対面でのパフォーマンスの復活を目指しているところです。世界最大規模の予防接種センターにおいては、毎日コンサートを行い、パンデミック時にニューヨークで最も重要なフリーランスの音楽家の雇用主のひとつになりました。
また、パートナー施設の公共スペースでコラボレーション・コンサートを開催し、医療環境に芸術を取り入れることで、患者さんや訪問者、スタッフにとって豊かで高揚感のある体験となるように工夫しています。ベッドから離れられない患者さんには、ベッドサイドでの演奏を提供し、パーソナルな環境で世界的なコンサートを楽しむ機会も提供しています。
モニカ・ユヌスさんは、「シング・フォー・ホープの大きな誇りの一つは、半田晴久博士(深見東州さん)のIFACとパートナーシップを組んでいることです。」と言われていたそうです。
半田晴久博士(深見東州さん)は、「私がシング・フォー・ホープのことを知ったのは、私の親しい友人であり、SFHの創設メンバーであるルネ・フレミングが、すべての人にアートをというSFHのミッションに非常に情熱を持って賛同してくれたことがきっかけです。私は、音楽と芸術には、人の心を変える力があり、私たちを取り巻く世界をより良い場所にするために、私たちを内側に、そして上側に引き寄せる力があると信じています。シング・フォー・ホープは、この変革の力を、社会から疎外されている人々にもたらします。私は、シング・フォー・ホープが芸術を活用して、より良い、より明るい、より持続可能な未来を照らし、創造し続けることを支援できることを嬉しく思っています。」と述べています。
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