ISPS HANDA シニア グランド ゴールドツアーというゴルフ大会が、7月25・26の日程で、箱根湖畔ゴルフコースで開催されるようです。
去年の秋頃、来年は68歳以上のゴールドの試合に力を入れますと言われていたことを覚えていますけど、そのことの一つなのかもしれません。
ただ、大会の要項を見ると、シニア(50才以上)、グランド(60才以上)、ゴールド(68才以上)の総合トーナメントと書いてあります。そして、賞金総額が500万円で、優勝賞金が100万円と書かれてましたので、年齢によるクラス分けはしないのかもしれません。その代わり、クラスに応じてティの位置がよりピンに近いところから打てるようになるようです。
ゴルフのルールに詳しくないので、調べてみるとゴルフコースには、
- 赤(レディス) : 女性、子ども
- 金(ゴールド) : 高齢者(シニア)
- 白(フロント) : 一般ゴルファー
- 青(レギュラー) : 上級者
- 黒(バック) : クラブ競技(競技志向)
という感じで、いろんなティーグラウンドがあるんですね。今回は、シニアとグランドはブルーティー、ゴールドはホワイトティー、80才以上のゴールドは、レディースティーから打てるそうです。
それから、この試合はシード権を持っている選手は出場できないそうです。
この大会を開催する趣旨になると思いますけど、「シニアツアーのQTの1次には、600人近くが出場します。つまり、600人が試合に出たいと望んでるのです。しかし、公式戦に出られるのは、シード選手とQT2次の上位15名ぐらいです。そこで、ゴルフ社会への貢献を考えると、こういう試合が必要だと考えました。」と書かれていました。
シニアツアーのシード権を持たないゴルファーのために開催されるわけですね。
それで、「プロだけが戦う試合で、賞金が出るだけで幸せという、プロゴルファーのために主催するものです」とも書かれていました。
ゴルフの世界もシード権を保持する上位選手や、一握りのトップ選手は別として、多くのゴルファーたちは、苦しい中でゴルフ競技を続けているんですね。どのプロスポーツの世界でも、似たようなものだと思いますけど、そんなプロの選手は、レッスンプロとして生計を立てたりしながら、少しでも、賞金の出る試合に出てプレーしたいと思うのでしょう。
それで深見東州さんも、そんなプロゴルファーのことを考えて、今回のような大会を開催するに至ったのでしょう。面白いのは、この大会を年に6回も開催するそうです。ということは年間賞金総額は3000万になりますけどね。
それで、毎年開催されているPGAシニアツアーのISPSハンダカップ・フィランスロピーシニアトーナメントは、今年も11月に開催される予定で、同じ時期にはPGAシニア後援競技として、新たにISPSハンダ・ゴールドシニアオープンも、賞金総額3000万円で開催されるそうです。
https://toshu-fukami-fan.info/archives/isps-handaが「atp-golf-tour」の冠スポンサーへ、トップステージ.html
ところで先月、深見東州さんが会長を務める国際スポーツ振興協会が、「ATP GOLF TOUR」を協賛するという記事を書きました。
そんなツアーがあることすらも知りませんでしたけどね。そのミニツアーも、趣旨としてはこれからの選手を育てる意味があると思いました。そのツアーには参加の制限がないようですので、アマチュア選手も出場できましたけどね。そしてシード権を持たず、レギュラーやチャレンジの試合にも出場できないような選手たちが、大勢参加して、腕を磨いているそうです。
それに対して今回行われる大会は、すでに選手としての盛りは過ぎ、PGAのシニアツアーに出場する権利も持たないけど、プロとして賞金の出る試合に出場したいという選手たちの大会になるわけですね。
一番華やかなレギュラーツアーの舞台はとりあえず置いといて、そんな両極の末端に位置するステージに目を向けるところは、社会貢献を謳う国際スポーツ振興協会らしいかもしれませんね。おそらく、大企業でしたらほとんど目もくれないでしょうし。マスコミもほとんど報道することはないでしょうから。
深見東州さんは、中学高校生ゴルファーの育成にも関わり、毎年マッチプレー大会を開催されていますが、そんな未来ある選手だけの支援で終わらないんですね。
最近は、老後のことに関するニュースが社会を賑わしていますけどね。人生が長くなって老後の過ごし方がクローズアップされる中で、年を取ってもできるゴルフ競技のシニアやゴールドの選手に目を向け、手厚く支援することは、これから高齢化社会にますますなっていく日本において、何かの意義があるような気がしますね。
いくらプロゴルファーでも68歳以上のゴールドになると、さすがにほとんどのゴルファーは引退していると思います。なのに、こんなに試合を用意してくれるとなれば、引退しようとしていた人でも、まだまだ頑張りたいと思って、体力をつけるようになるのではないでしょうか。
日本人は長生きになりましたけど、健康でないと長生きしてもね、という声もよく耳にします。だからこそ、68歳を超えてもプロで素晴らしいプレーをするゴルファーが増えると、高齢化社会にも何らかの良い影響を与えるようになるかもしれませんね。
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