ISPS HANDAは、今季から7人制ラグビーのオーストラリア男女代表チームのプリンシパルパートナーになりました。
7人制ラグビーの主な国際大会は、4年に一度開催されるワールドカップがあります。2016年からはオリンピック競技にも採用され、来年のパリオリンピックでも開催されますね。
毎年開催される国際大会としては、HSBCワールドラグビーセブンズシリーズという、世界中を回る国際大会があります。
2023年度のワールドラグビーセブンズシリーズは、男子が11大会、女子が7大会で、各大会の獲得ポイントの累計で、そのシーズンのチャンピオンが決まります。
先週、5月の12日から14日にかけて、トゥールーズ大会(フランス)が開催されました。トゥールーズは、今年の9月に開催されるラグビーW杯(男子15人制)の開催会場に決まっている街です。今回は、今季の女子最終戦になります。男子は今週5月20日から開催されるロンドン大会が最終戦ですね。
女子は第6戦まで終わってトップを維持するニュージーランドと、ピッタリ2位につけるオーストラリアの行方に注目していましたけどね。オーストラリアは準決勝で3位につける米国に僅差で敗れ銅メダルに終わりました。勢いに乗る米国は、決勝でニュージーランドに一時リードする戦いぶりを見せましたが、最後は逆転を許し、ニュージーランドの優勝が決まりました。
Finalists: Confirmed ✅
— World Rugby 7s (@WorldRugby7s) May 14, 2023
Will @nz_sevens make it six Cup titles in a row, or will it be @USARugby who repeat their 2019 #France7s success?#HSBC7s pic.twitter.com/Er8KWr7eHs
2023 #HSBC7s: ✅
— World Rugby 7s (@WorldRugby7s) May 14, 2023
The final day of women's action for the 2023 series had a bit of everything#DHLHighlights | @DHLRugby pic.twitter.com/TPHYgNWxdf
ニュージーランドは今季のシリーズチャンピオンの座も獲得しました。オーストラリアチームは年間では2位、米国は3位のままで今季を終えました。
今季のワールドラグビーセブンズシリーズの年間4位までのチームは、自動的にパリ・オリンピック出場の権利を得ることができます。4位のフランスは開催国枠で出場しますので、それ以外のニュージーランド、オーストラリア、米国、5位のアイルランドまでが出場権利を得ました。
What a moment for @IrishRugby Women! ☘️
— World Rugby 7s (@WorldRugby7s) May 14, 2023
You are going to #Paris2024!#HowWeSevens pic.twitter.com/PfCnjnEDAb
日本のサクラセブンズは、これまでの大会で最高の5位と健闘しました。年間でも8位という好成績で今季を終えたので、来季のワールドラグビーセブンズシリーズへの出場も決まり、よかったですね。
オリンピックへの出場は、たしか12カ国だったと思いますので、今後の大会や予選などで、出場できるチャンスは十分にあると思います。
Super Suda! 🤩
— World Rugby 7s (@WorldRugby7s) May 14, 2023
A great step to open the scoring in a game which gives @JRFUMedia their highest finish of the season! 🇯🇵#France7s | #HSBC7s pic.twitter.com/x92a5cTQnI
ちなみに今季のオーストラリアチームは、全7戦中、優勝1回、銀メダル3回、銅メダル2回、そして地元シドニー大会だけは5位という結果でした。
ライバルのニュージーランド以外には、米国に2度、フランスにもシドニー大会の準々決勝で負けていますけどね。パリ・オリンピックでは、おそらくニュージーランド、オーストラリア、米国の3チームが中心となり、優勝争いを繰り広げるのではないかと思います。
オーストラリアのマディソン・リヴァイ選手は、シリーズ最多トライ歴代記録を57に更新し、ギルバート・トップトライスコアラー賞を受賞しました。これは2015年にポーシャ・ウッドマン=ウィクリフが記録した52トライを8年振りに超える記録です。HSBCドリームチーム・オブ・ザ・シーズンの7人の選手にも選出されました。
オーストラリアチームキャプテンのシャーロット・キャスリックもドリームチームの1人に選出され、タックル、ブレーク、オフロード、キャリーの数で決まるインパクト・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーでは3位に入賞しました。ちなみに前年度は1位でした。
It could only be her 🙌
— World Rugby 7s (@WorldRugby7s) May 14, 2023
Maddison Levi has scored her way to the top of the leaderboard, making her the Gilbert Top Try Scorer@GILBERT_RUGBY | #HSBC7s | #HSBC7sAwards pic.twitter.com/UyC37I5TXC
We present to you, the class of 2023 🤯
— World Rugby 7s (@WorldRugby7s) May 14, 2023
Congratulations to the #HSBCDreamTeam@HSBC_Sport | #HSBC7s | #HSBC7sAwards pic.twitter.com/7cEW3THCcs
男子の結果ですけど、こちらもニュージーランドが優勝し、最終戦を待たずにシリーズチャンピオンに決定しました。オーストラリアチームは今大会5位に終わり、年間でも5位につけています。
オリンピック出場権は、開催国フランス以外には、ニュージーランドとアルゼンチンと、今回新たにフィジーが決定しました。今週開催の最終ロンドン大会の成績しだいで、オーストラリアチームは最後の1枠の出場権を得る可能性があります。
And then there were two…@lospumas7arg ⚔️ @nz_sevens#HSBC7s | #France7s pic.twitter.com/snClcF37Jt
— World Rugby 7s (@WorldRugby7s) May 14, 2023
#France7s, you were incredible 🇫🇷
— World Rugby 7s (@WorldRugby7s) May 14, 2023
Recap the best moments of a remarkable final day in Toulouse@DHLRugby | #DHLHighlights pic.twitter.com/Zb1dX4xtmW
Welcome to the party @fijirugby! ✈️🇫🇯
— World Rugby 7s (@WorldRugby7s) May 14, 2023
You are going to #Paris2024!#HowWeSevens pic.twitter.com/1Z0XAHe7JR
ちなみに日本男子は今季シリーズ最下位が決定し、下位リーグへの自動降格が決まってしまいました。
来季からは世界のアイコニックな7都市で、フェスティバルスタイルの7大会が7ヶ月間にわたって開催される形式に生まれ変わりますが、参加国は男女ともに12チームに絞られます。
日本男子は15人制ラグビーの人気が高いですよね。今年9月に開催されるワールドカップでも、上位進出に期待がかかります。
また先週のワールドラグビーの理事会で、これまでの「ティア1」10チームに代わる最上位の「ハイパフォーマンス・ユニオン」の枠に、日本が入ることが決定し話題になってましたよね。さらにワールドカップを再び招致する方針も決まっているそうですし、目標も優勝に掲げているそうです。これからの活躍が楽しみですね。
コメント