6月7〜9日に開催されたG20世界宗教サミットの広告が新聞に掲載されていました。また、今回のサミットの日本版ホームページもできていました。内容や参加者に関しては、詳しくはそちらを直接見てもらう方が早いかと思います。G20へ提言する内容も、主な趣旨について書かれています。どれも、その通りだなと思うものばかりですね。
G20で議題になるようなレベルのものなので、どれもこれも複雑で大きな問題ばかりです。それが解決に向かい、改善されていくには、まだまだ、かなりの紆余曲折が必要なんでしょうけどね。
[blogcard url=’https://wsd.or.jp/g20interfaith/’ width=’100%’ height=’190px’]
昨日、トランプ大統領の、日米安保に不満というニュースが流れてましたけど、安全保障に関する問題はとてもデリケートなことだけに、不安な気持ちになりました。解消なんてことになれば、日本は軍事力をさらに強化し、核を持たなければいけない、なんて話が出てくるに決まってます。アメリカも世界の信用をなくすでしょうから、実際はありえない話だと思ってはいますけどね。
何れにしても世界の至る所で紛争が起きている現状で、また、大きな戦争になりかねない火種もあるので、これらが全て温和に解決してもらいたいですよね。政治家がそれを判断し決断するのでしょうけど、なかなか解決に向かっているようには見えないんですけどね。
子供への虐待や、子供の人身売買なんかも、背景には貧困問題もあるようなので、なかなかなくならないようですし。
深見東州さんの話では、世界の85%の人々はなんらかの信仰を持っているそうです。まず宗教同士で団結して、こんな争いは止めようと、強いメッセージを世界の首脳に送って欲しいですよね。
おそらく、国益や複雑な利害関係もあるので、政治家の力だけでは有効な解決策を決断できないような気がしてきました。宗教が持つ人道的で道徳的な面が、これからの政治や政策決定には、なんらかの形でもっと関わることが必要になってくるのかなと、そんな感想を持ちました。
どの宗教でも平和を願っていると思いますし、平和と人権を尊重し団結して、政治家や社会にもっと良い影響を与えてもらいたいですね。過去の宗教による分断の歴史は終わったことなので仕方ありませんが、現代では、もう宗教の違いでいがみ合ってる場合ではないと思いますから。私は宗教のことも国際情勢のこともよくわかっていないくせに、勝手なことばかり書きますけど、率直な感想としてそう思いました。
それで、いよいよG20サミットが始まりましたね。
今回のG20世界宗教サミットから、G20首脳に向けて、どんな提言がなされたのか、簡単に紹介すると、だいたい以下の5つのテーマになるそうです。
- 宗教ネットワークを活かした平和の構築(多様性を尊重し推進する対話と、平和的な交流の場を設けることを提案。暴力的な過激主義への対処)
- 難民・移民のこどもたちに焦点を当てること(子供への暴力、いじめ対策、教育に必要な支援と確保のために、宗教ネットワークとのパートナーシップ強化を提言)
- 熱帯雨林減少への対処(温室効果ガス削減の効果を担う熱帯森林の保護と、そのために先住民の地権を確保し、地元や宗教とのパートナーシップを組むことが必要)
- 希望の土台となる法の秩序を守ること(汚職との戦い、人権や信教の自由を守る努力に、宗教ネットワークが果たせる役割がたくさんある)
- 人身売買の撤廃(人身売買や現代の奴隷制への対策として、宗教ネットワークと司法機関が協力し、強固な倫理的指針と行動モデルを提供できる)
他にも、人工知能や高齢者の問題、女性の不平等、深刻化する経済格差、国民皆保険、飢餓の根絶、水資源、若者によるスポーツを通じた平和の価値の推進、政府と宗教の関わり、宗際対話と異文化対話、など、まだ、多くの事柄に関する問題について宗教ができること、果たせる役割は何か、様々な観点から創造的な話し合いが行われた模様です。
これらのことをまとめた提言が、主催者である深見東州(半田晴久WSD総裁)さんを通じて、安倍首相に手渡される予定になっていたそうです。
コメント