今年も沖縄で、11月25日から28日にかけて、中学生と高校生から選抜された32選手によるゴルフマッチプレー選手権が開催されました。これは深見東州さんが、日本のジュニア選手が世界で通用するようなゴルファーになるため、マッチプレーで早くから勝負強さや実力を磨いてほしいとの願いから始まった大会です。
日本高等学校・中学校連盟と、ISPS HANDA(国際スポーツ振興協会)による共同主催で、毎年11月から12月ごろに沖縄で開催されています。2017年に始まり、今年で8回目の開催になりました。
中学生と高校生のマッチプレー日本一を決める大会でもありますね。
高ゴ連にとっては、若い選手がゴルフのマナーを身につけ、人間的にも立派な選手になるために、1対1の競技となるマッチプレーが役に立つと考えて歓迎しているそうです。
出場する選抜選手の基準は、以下のようになっています。
参 加 資 格:日本高等学校・中学校ゴルフ連盟加盟の中学生・高校生の男女
(1)2024 年度全国高等学校ゴルフ選手権大会団体の部の個人成績上位 5 名
(2)2024 年度全国高等学校ゴルフ選手権大会個人の部上位 8 名
(3)2024 年度全国中学校ゴルフ選手権大会団体の部の個人成績上位 1 名
(4)2024 年度全国中学校ゴルフ選手権大会個人の部上位 3 名
(5)2024 年度全国高等学校選抜チャレンジマッチプレー選手権大会上位 2 名
(6)2024 年度全国中学校選抜チャレンジマッチプレー選手権大会上位 2 位
(7)各地区推薦により選抜された選手 8 名
(8)開催地(沖縄県)より選抜された高校生 1 名・中学生 1 名
(9)2024 年度報知新聞杯全国ジュニアゴルフ選手権大会推薦 1 名
*上記(2)(4)は、出場資格を有する者を除く上位とする。
マッチプレーは、あまり日本では開催されませんが、海外では大きな試合がマッチプレーで行われていますね。マッチプレーを行う意図について、深見東州さんは次のように語っていました。
「マッチプレーは人と人とが向き合うゲーム。お互いのすべてをぶつけ合うところにこのゲームの価値があります。欧米では男子のライダーカップやプレジデントカップ、女子のソルハイムカップなど、世界には伝統的なマッチプレーの大会がいろいろあります。マッチプレーが選手の実力を磨き、本当の力を引き出す要素がたくさんあります。欧米がこの伝統ある競技を守り続けるのは、そうした大切な要素を熟知しているせいです。人間同士が対峙することで敬意が生まれ、謙虚になり、ゴルファーとしても、人間としても、レベルを上げることにつながります。しかし日本のプロゴルフには残念ながらそうした理解も意識も薄く、私が14年間も閉ざされていたマッチプレー(日本プロゴルフマッチプレー選手権)を復活(ISPSハンダマッチプレー選手権)させても、JGTOの理解も得られず、不適切対応もあって、わずか2年間で中止せざるを得ませんでした。プロになってからでは遅い。成長過程である中学生や高校生のうちに、ゴルフに大切な精神や技術を学び取ってもらう。彼(彼女)らが世界に飛躍するための土台を作っておかなければ、日本のゴルフに未来は開けない。それが中高生のマッチプレーを作った原点なのです」
ライダーカップやプレジデントカップは、プロの男子ゴルファーなら出場を夢見る名誉ある大会だと思いますが、それに選ばれるようなトップ選手たちは、マッチプレーでも勝負強さを発揮できる選手だと言えますよね。
ストロークプレーとは戦略からメンタル面まで、いろんな違いがあると思いますが、マッチプレーに出場した中高生たちも、通常の大会とは違った、さまざまな経験を積めているようです。
今年の大会は、男子が外岩戸晟士(代々木高2年)選手と沖縄の呉屋陽星(エナジックスポーツ高1年)が決勝を争い、女子は新垣くらら選手(エナジックスポーツ高2年)と吉崎マーナ選手(沖縄カトリック高2年)の沖縄勢による決勝となり、外岩戸選手と吉崎マーナ選手が優勝しました。
過去の優勝者には、現在プロとして活躍中の安田祐香選手、 久常涼選手、そして岩井明恵選手は2回優勝をしていますね。一昨年中学3年で初優勝し、昨年は高校1年で2連覇を飾った新地真美夏選手は、現在日本アマチュアゴルフランキング女子1位の、ジュニア世代トップを走る選手としてプロのレギュラーツアーにも出場し、結果を残していますね。
他にも現在、日本や世界で大活躍している選手たち、蟬川泰果選手、平田憲聖選手、杉浦悠太選手、 古江彩佳選手、山下美夢有選手、西郷真央選手、岩井千怜選手、西村優菜選手、佐藤心結選手、川﨑春花選手、櫻井心那選手、佐久間朱里選手、吉田優里選手、馬場咲希選手ら、多くの選手が、この大会で、かつてしのぎを削ってきました。
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