11月9日と10日の2日間、栃木県のオリムピックスタッフ足利ゴルフコースで開催された、「ISPS HANDA・60歳を超えても、じいさんではないのだ!!トーナメント」の新聞記事を紹介します。
ツアーのタイトルが深見東州さんらしい直球でウケるんですけど、この試合は日本男子シニアツアーを主管する日本プロゴルフ協会(PGA)の公式戦ではありません。
60歳以上のグランドシニア、68歳以上のゴールドシニアの公式戦は、現在のところ3試合づつしかありません。そのうちの2試合づつは、最終戦の「日本プロゴルフグランド・ゴールドシニア選手権大会ユニテックスHDカップ2021」の予選会のような試合ですね。
関東と関西でそれぞれ開催されていますが、「関東プロゴルフ グランドシニア選手権大会」の賞金総額が300万で、関西は150万でした。ゴールドシニアになると、関東が150万で関西が100万になり、シード選手以外の出場資格のある選手は、どちらかの大会に出場しているようでした。
国際スポーツ振興協会主催の公式シニアツアー2試合でも、ゴールドシニアの部にあたるスーパーシニアの部が同時開催されてきましたが、賞金総額は300万でした。
60歳以上の選手のために、大会が開催されるだけでも貴重なことなのかもしれませんが、賞金総額2000万の「日本プロゴルフグランド・ゴールドシニア選手権大会」のみが、公式戦と呼ぶに相応しい大会と言えそうですね。
それで今回の「ISPS HANDA・60歳を超えても、じいさんではないのだ!!トーナメント」ですが、以下のような趣旨で開催されていました。
本大会は、グランドシニア(60歳以上)と、ゴールドシニア(68歳以上)が主役です。ゴルフは、68歳を過ぎても、プロとして活躍できます。それが、ゴルフの面白さであり、偉大さや豊かさです。しかし、グランドシニア、ゴールドシニアのための試合は、公式戦の一試合しかありません。あとは、ISPSがやるシニアトーナメントでの、スーパーシニアの部ぐらいです。
そこで、生涯をかけゴルフに打ち込んできた選手達に、希望を与え、応援する意味で本大会を開催するのです。賞金総額は、PGA主催の「日本プロゴルフグランド・ゴールドシニア選手権大会」と同じく、合計2000万円です。日程も、PGAの試合と同じく2日間です。しかし、本大会では、PGAのグランド・ゴールドシニアに、出場資格のない選手も出場できます。
さらに、若い選手たちも混じって出場しています。
本大会では、ISPSと契約する、シニア以下の男子プロや女子プロ、研修生も出場します。そして、グランド・ゴールドシニアとは別枠で、男子プロと女子プロが、同時に同じコースで、賞金を競うのです。ところで、高齢の男性ばかりがいると、空気が重くなります。そこに、若くてカワイイ女子ゴルファーや、若いイケメンがいると、大会が華やかになります。また、高齢ゴルファーも、喜んで若返るのです。
ISPSでは、こうした男女平等のパイオニア的試合を、いくつも開催しています。 国内では、男子シニアと男子レギュラー、女子プロが共に戦う、「ISPS HANDA ミックスロングランコンペ」を、毎月関東で主催してきました。本大会は、これらの発展形でもあります。
試合は、グランドシニアが真板潔選手が優勝しました。ゴールドシニアは佐藤正一選手73歳が優勝し、「プロになって51年だが、今日ほど感激したことはない。先輩方も長生きして良かったですね。昔だったらこういう試合は開催してもらえなかったから」と笑顔のスピーチをしていたそうです。
また、表彰式では、火付盗賊というパフォーマンス集団が登場し、ギャラリーを沸かせていたようですね。
深見東州さんは、来年は世界ランキングの高い選手による大会をやりたいとの抱負も語っていたそうです。それに関して今月の24日に会見を開くそうですね。楽しみです。
来年からは欧州男子ツアーが「DPワールドツアー」という名前に変わるそうです。そして、4月21日から4日間の日程で、日本男子ツアー共催による大会を関東で予定していると、ニュースで報道されていました。日本男子ツアーも女子ツアーに負けないほどの活気が戻ると良いですけどね。
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