前回の記事で、欧州男子ゴルフツアーの日本開催が決まったことを書きましたが、スポーツ紙にさらに詳しい経緯などが書かれていました。
欧州男子ツアーは、これまで何回も日本開催への打診をしてきていたそうです。ただ、条件が合わなかったのか、合意できないままに立ち消えになっていたようですね。米国男子ツアーに次ぐ規模のツアーとはいえ、なぜこれまで日本開催の交渉がまとまらなかったのか、詳しいことは知りません。
それで今回は、今年の2月に欧州男子ツアーのキースペリーCEOから、国際スポーツ振興協会の半田晴久(深見東州さん)会長に打診があったそうです。国際スポーツ振興協会ならできるかもしれないと思ったようです。
そこから、ゴルフ契約に関する日欧の専門スタッフ、弁護士などを交えて、徹底した議論が始まったそうです。以前は、そこで条件が飲めないと、そのまま議論が深まらずに終わっていたようです。今回は条件が飲めない場合は、理由をはっきりとさせた上で、納得いくまで議論を重ねたそうです。
その交渉は10月まで、11回に及び、最終的に今回の「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」開催に落ち着いたそうです。契約書も当初80ページあったものが、何度も修正を重ねて21ページにまでまとめたそうです。内容は分かりませんが、かなり細かな取り決めや、複雑な事柄がたくさんあったのでしょうね。
これまでも深見東州さんは、交渉や条件がとにかく大変で、とても日本には呼べないと思われているような海外の有名人を、次々と日本に呼んできました。著名なオペラ歌手やオバマ大統領もそんな人達だと言えそうですね。日本人からすると、無理難題と思える条件がたくさんあるようですからね。
そういう大物を呼ぶには、金額などの問題だけではないということを、深見東州さんのことを知ってから、私も少し理解できるようになりました。
そのような海外とのややこしい交渉術に長けた深見東州さんだから、欧州男子ツアーを日本に招聘し、日本ツアーとの共催にまでまとめあげることができたのだろうと想像します。もちろん欧州男子ツアーの名誉会員でもある深見東州さんと、欧州男子ツアーとの信頼関係が土台にあると思いますけどね。
今回の「ISPS HANDA 欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!」における、日本ツアーからの参加条件は、ZOZOチャンピオンシップに比べると雲泥の差ですよね。
ZOZOチャンピオンシップは日本ツアーから10人程度の枠ですが、今回は41人も出場できます。さらに日本ツアーと欧州ツアーの賞金ランクにそれぞれ加算されます。これは非常に大きいですよね。ZOZOでは不公平になるからと、日本の賞金ランキングには加算されていません。
さらに優勝しようものなら、欧州男子ツアーの残り試合と、来年度から2年間のシード権をもらえます。日本男子ツアーも2年間のシードが付与されます。世界ランキングに影響するポイントもZOZOチャンピオンシップに次ぐ高ポイントになる予定ですね。
ZOZOチャンピオンシップを見てたので、海外ツアー主催の大会で、これだけの好条件で日本開催できることは、とてもすごいことなんだろうと、今回のスポーツ紙の記事を見て感じました。
上の動画では、記者発表会にリモート出演したジャンボ尾崎さんのお話などが聞けます。今回の会場となる石岡ゴルフクラブはジャック・ニクラウスが設計し、称賛したコースだそうです。そのコース設定に関する興味深い話も聞けます。
最後に、開催のこととは関係ないですが、今回の欧州ツアー初の日本開催の記者会見と、石川遼選手の謝罪会見が、同日に行われたことへの苦言が夕刊フジに載っていました。
これはちょっと失礼というか、さすがに状況をよく見てないのかなと、私も思ったくらいですので、多くのゴルファンやジャーナリストも、やはりそう思っているようですね。
石川遼選手には、日本男子ゴルフ界を牽引してきた功績がありますから、不祥事もありましたけど、立ち直ってまた来年も活躍をして欲しいですけどね。
あと、新たに出てきたオミクロン株が世界に広がっているようですが、状況次第では再びスポーツ界も大変なことになるかもしれません。そうならないように願いたいです。欧州男子ツアーの初戦がたまたま南アフリカの3連戦から始まったことで、早くも大きな影響が出ていますからね。
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