少し前のことになりますけど、8月19日に、「Sentebale ISPS Handa Polo Cup」が、アメリカのコロラド州カーボンデールに拠点があるアスペンバレーポロクラブ(AVPC)で開催されました。正確にはすぐ隣のピトキン郡アスペン市にあるフィールドで行われたようですね。
いずれにしても、ロッキー山脈のど真ん中に位置する雄大な山々に囲まれた場所ですね。近くには4000メートル級のソプリス山がありますし、このポロ競技のフィールドも富士山並みの高地に位置しています。一度は行ってみたいですね。
ちなみにピトキン郡はアメリカ合衆国の郡の中でも一人当たりの所得が非常に高い地域だそうです。
前置きが長くなりましたけど、この「Sentebale ISPS Handa Polo Cup」というポロ競技は、毎年恒例のサンタバリーを支援するためのチャリティーマッチになります。今年は地元の公衆衛生局の協力を得て縮小して開催されました。昨年はコロナの影響で行うことができませんでしたからね。
サンタバリーは英国のハリー王子(ヘンリー王子)とレソト王国のセーイソ王子が、2006年に共同で設立しました。レソト王国やボツワナ、マラウイなどアフリカ南部に蔓延する極度の貧困や不平等、そしてHIV/AIDS蔓延の影響を受けている脆弱な子どもや若者を支援し、必要なケアを受けることができるように、また、将来的より強く自立した生活を送るためのスキルを身につけることができるように、活動している慈善団体です。
その活動資金を集めるための重要なチャリティーイベントの一つとして、ハリー王子が中心となって「Sentebale ISPS Handa Polo Cup」が毎年開催されてきました。深見東州さんもその趣旨に賛同し、サンタバリーを支援してきました。このポロ競技を実現するために、国際スポーツ振興協会(ISPS HANDA)は、メインスポンサーになって支援しています。
競技は、サンタバリーチームとロイヤル・サルートチーム、米国ポロ協会チームの総当たりの結果、サンタバリーチームが優勝、2位が全米ポロ協会チーム、3位がロイヤルサルートチームでした。
ハリー王子(サセックス公爵)と、サンタバリーのアンバサダーであり、アルゼンチンで活躍中のポロ選手、ナチョ・フィゲラス氏らが、サンタバリーチームに参加しました。ハリー王子は2ゴール決めて勝利に貢献したそうです。
今回のチャリティーマッチで、350万ドル近い貴重な資金を集めることができたそうです。
2019年はイタリアのローマ市街にある世界的に有名なRoma Polo Clubで開催されました。この時ハリー王子は、アーチー君が生まれてすぐの時期でしたけど、この試合にかけつけていました。
その前の2018年はメーガン妃も観戦に参加し、トロフィーを渡す役割をしていました。ハリー王子と熱烈なキスをしていましたけどね。今回は2歳のアーチー君と6月に生まれたリリベット・ダイアナさんがいますから、参加はしなかったようですね。
サンタバリーには、レソト語で「忘れない」という意味があります。アフリカ南部の最も弱い立場にある子どもたちを忘れないという誓いを表しているそうです。 昨年からの新型コロナ感染症によって、子どもたちが直面する多くの課題が悪化しているそうです。その中で、これまでの経験を活かした基盤をもとに、感染症によって増加したニーズに対応するため、新たに5ヵ年の戦略を策定し、次の段階に進んでいるところだそうです。
Royal Salute(ロイヤル・サルート)は、エリザベス2世の戴冠式と、彼女を讃える21丁拳銃の礼砲を記念して作られたスコッチウイスキーブランドです。王室の血筋を誇りにしながら、現存する世界最古のチームスポーツであるポロ競技に深く関わってきました。現在、世界で15以上の国際大会をサポートしているそうです。
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