今月の2日に開催された「ひなまつりコンサート」の新聞記事がありましたので、紹介したいと思います。「ひなまつりコンサート」は、深見東州さんら8人のオペラ歌手が出演する、ライトクラシカルコンサートという触れ込みで開催されました。
私は会場には足を運んでいませんが、オンラインでチケットを購入すると鑑賞できるということで、今回は自宅で視聴しました。主にオペラのアリアが中心でしたけど、日本で流行った曲や、深見東州さんのオリジナル曲も交えたコンサートでした。力量のあるベテラン歌手が出演していたようですから、どの曲も、素晴らしい歌声を聴けたと思います。
中でも「フィガロの結婚」からは多くのアリアが歌唱されました。モーツァルトのオペラの中でも最も人気があるというオペラだけあって、良い曲ばかりですよね。
モーツァルトのことを深見東州さんが、曲の合間に面白く解説してましたけどね。尊敬するモーツァルトのオペラを聴きにきたベートーヴェンは、なんだこれはと憤慨していたという話もあるらしいですね。「フィガロの結婚」では、貴族の僕が結婚する時には、その花嫁の初夜の権利を領主が持って良いという初夜権にまつわる二転三転する物語になっています。
また、「コジ・ファントゥッテ」では、友人同士が互いの妻の貞操について試そうとしたり、「ドン・ジョバンニ」では、1000人の女性と関係を持ったというカサノヴァのような主人公が出てきますよね。伝説上のプレイボーイであるドン・ファンを元に作られた物語ですからね。
真面目なヴェートーヴェンにとっては、脚本の内容には道徳的に耐えられないところがあったのでしょうか? 深見東州さんは、最低の内容を最高の音楽でオペラにするのがモーツァルトですねと、笑っていました。深見東州さんもその素晴らしい音楽を最大限に賛辞されてますが、何度聞いても素晴らしい音楽だなといつも思います。
こちらの新聞記事では、深見東州さんのことを、「音楽だけではなく絵画、書、演劇、文芸、能など、あらゆる芸術文化で才能を遺憾なく発揮。専門家から高い評価を受けるとともに、数多くの実績を残している異能の人物だ」とあります。
そういえば、「クラシックは真面目すぎる」と、この日は何度も言われてましたね。モーツァルトのオペラの内容を知れば、その音楽をかしこまって聴くと、たしかに滑稽かも知れませんね。オペラも、ポピュラーミュージックのように リラックスして楽しむものなのかも知れません。そして今回はポピュラーソングも多く歌い、気軽に聴ける雰囲気だったように感じました。
昨年のバレエの公演のときに、プリンシパルダンサーの橘さんが、「バレエといえば堅苦しいイメージがあると思いますが、ヨーロッパではそんなところだけではなく、片手にお酒を飲みながら聴くような場所もあるんですよ」と言われてましたけどね。オペラもバレエも、気張らずに気軽に楽しんでもらえるのが、現代では求められているのかも知れませんね。
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