昨年12月、深見東州さんがニコラス・ケイジを日本に呼んだ時のことが、フォーブス・ジャパンに掲載されてました。
その時にニコラスにインタビューしたものなのでしょう。深見東州さんとのトークショーの時に話した内容も含まれていますが、それ以外のお話もいくつかありました。
「映画作品にメジャーもマイナーもない」名優ニコラス・ケイジが表現者としての持つ信条は父親から受け継いだ精神であった。https://t.co/YKfxToLHi8
— Forbes JAPAN (@forbesjapan) 2019年2月28日
ニコラス・ケイジは、この10年間で30作以上の作品に出演したそうですね。ジャッキー・チェンも多作ですけど、ニコラスはさらに多作で驚きますね。
ただ、B級映画への出演が多くなってることを嘆く評論家も多いようです。しかし、昨年日本公開の『マンディ~地獄のロード・ウォリアー』は、演技力が高く評価されたと書かれてました。その映画は見てないので、よくわかりませんが、B級クラスの映画を楽しんでるファンも多いようですし、よいと思いますけどね。
本人は、「それほど虚しいことはありません。社会が多様化していくなかで、映画俳優が演じる人物の心は非常に複雑化しているのです。私は、善人であれ、悪人であれ、そうした人物を演じたいのです」と語っています。
また、「映画出演のオファーを頂いたとき、自分が演じる人物が、私のイマジネーションや過去の記憶、人生経験とシンクロし、少しでも共通項を見出せるかどうかを重視しています。その役柄を、その時点の自分の実力で演じ切れるか。そういう意味でいえば、90年代に出演したアクション大作は、むしろ無謀なチャレンジだったのかもしれません」との考えを持っているようです。
深見東州さんも、ニコラスのB級映画を愛する1人のようで、「どんな役にでもなれる世界の名優」と、その演技力をたたえていました。
話は父のことにも及び、トークショーでも父と深見東州さんには共通項があると語っていましたね。
「半田先生も父も教育者であり、世界の文学や芸術に精通し、スポーツを愛しています。しかし、世の中には簡単にはそれらに親しめない人たちもいるのです。例えば、目が不自由な人がそうでしょう。ふたりはこうした境遇に置かれた人たちへの思い入れが人一倍強い。半田先生は、スポーツを通して人と人とのつながりを大切にしてほしいという思いから、世界ブラインドゴルフ協会を設立しました。いまや16カ国で運営されています。私の父、オーガストは、目の不自由な人にも芸術を体感してもらいたいという思いから、暗闇の中、触感だけで作品を鑑賞する美術館をカリフォルニアに建てました。私には、半田先生が父と重なって見えるのです」
ニコラスの父は、目が不自由な人の気持ちを理解するためでしょうか、目を覆って見えなくした生活を3ヶ月も続けたそうです。これはなかなかできないことですね。
そんなところから次のように語っています。
「私が言いたいのは、同情心だけではこのような社会貢献はできないということです。半田先生も父も障害を抱えた人物に対し、まず、そのことを理解しようと努める。ただチャリティに参加するのではなく、活動そのものを重視しています。彼らと過ごすことで、お互いに人生の意義を見出そうとしているのです。この関係は、対等でもあるのです。ボランティア活動だけでなく、もし、すべての人が多様性を感受し、それを認める社会になれば、どれだけ世界は幸福になるでしょう。私は、そのことを半田先生や父から学びました」
深見東州さんは、健常者と同じように扱ってほしいと思っているんですよ、と以前言われてました。かわいそうだからと同情して親切の押し売りや、お節介になってしまうのではなく、困難に積極的に向かい、精一杯自己実現をしようとする人たちへの、お手伝をするというスタンスのようです。
また、金銭的な支援で終わらずに、その場に出向いてともにふれあう中での、心の交流を大切にしているそうです。
これは簡単なことではないと感じますね。実際に携わってみないとわからないかもしれません。
おそらくニコラス・ケイジがここで語っていたことと、同じような意味なのかなと感じました。詳しくは、リンク先のFobesの記事も読んでみてくださいね。
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