深見東州さんは、世界ブラインドゴルフ協会の名誉会長ですが、世界中で開催されているブラインドゴルフオープンの支援を、現在まで継続して行っています。
その一つ、ISPS HANDA Vision Cupについて今回は紹介します。
ビジョンカップは世界のトップクラスのブラインドゴルファーが出場するチーム戦になります。米国とカナダからなる北米チーム(Team North America)と、それ以外の国からなるチーム(Team Rest of World )が、ライダーカップ形式で戦います。最初の2日間は、パインハースト形式のダブルスのマッチプレー、最終日はシングルスのマッチプレーになります。
12人の選手でチームは構成され、競技者は3つのカテゴリーのうちの1つでプレーします。B1の選手は光をまったく感じることができず、B2の選手は視力が5パーセント、B3の選手は視力が10パーセントほどの選手が出場します。
2年に一度、北米とそれ以外の地域で、交互に開催されてきました。第1回大会は2013年米国のアトランタで開催され、以後、2015年はイタリアのミラノ、2017年はカナダのクレストン、2019年はアイルランドのダブリン、次の2021年はカリフォルニアのサンディエゴで開催される予定でしたが、新型コロナの影響で延期され、2022年に米国フロリダ州で開催されました。そして今年2024年はオーストリアのウィーンで、7月に開催されていました。
次の動画は2019年の大会の様子です。
過去の成績は、チームNAの1勝、チームROWの5勝となっています。
ちなみにチームROW(それ以外の国のチーム)は、毎回イングランド、スコットランド、ウェールズ、韓国、イスラエル、南アフリカ、イタリア、オーストラリアのブラインドゴルフファーが多いようです。日本選手の出場は、今のところ見当たりませんでした。
2022年、フロリダ州のTPCソーグラスで開催されたISPS HANDA Vision Cupの動画も紹介します。
この大会では、各カテゴリーから上位4人、計12人の選手が選ばれて出場し、さらに女性2人が加わり14名でチームが組まれていました。
ISPS HANDA アンバサダーのエンダ・ケニー元アイルランド首相がゲストで出席し、挨拶をしていますね。
この2022年の大会は、米国ブラインドゴルフ協会が主催し、Ground Zero360という団体がスポンサーに加わっていました。この団体は、9・11で命を落としたり、重傷を負ったニューヨーク市警の警察官を追悼する団体だそうです。そして開会式には遺族たちも参加し、特別なプレゼンテーションを行っていました。
また、動画にあるように、フロリダ州の盲・聾・養護学校の生徒たちを招き、ゴルフを通しての交流も行われていますね。
試合は北米チーム(NA)が、5回目の開催にして初優勝を飾りました。
さらに2024年のISPS HANDA Vision Cupでは、女性選手が4人に増え、16人でチームが組まれました。そしてオーストリアのウィーンにあるスーセンブルン・ゴルフクラブで、7月24日から3日間開催されました。
この大会前には、前年のライダーカップで優勝した欧州チームキャプテンのルーク・ドナルド選手から、心温まるビデオメッセージが届いたそうです。
試合は、2日目を終えた時点で、前回に初優勝を飾った北米チーム(NA)が大きくリードします。ところが最終日のシングルスでチームROW (それ以外の国からなるチーム)が追いつき、大接戦の末に、奇跡的な逆転勝利で5度目の優勝を飾りました。
Congratulations to team Rest of the World in regaining the ISPS Handa Vision Cup https://t.co/QaktV56W3s
— ISPS Handa VisionCup2024 (@IBGAVisionCup) July 27, 2024
Scott Ressmeyer and locals in Columbus GA contacted blind golf associations to arrange an international competition. they agreed to host a US Blind Open in 2011. In 2012, Brian MacLeod, Andrea Calcaterra, and Ron Plath discussed a Ryder Cup-style international event in Columbus.
— ISPS Handa VisionCup2024 (@IBGAVisionCup) May 9, 2024
The Ressmeyer Cup would subsequently be renamed to the ISPS Handa Vision Cup, This inspiration came from three IBGA Board members, Andrea Calcaterra, Ron Plaith and the late Brian Macleod. Andrea made sure we had a second event in 2015 which ensured the continuation of the Cup. pic.twitter.com/5ZkcpsagD4
— ISPS Handa VisionCup2024 (@IBGAVisionCup) May 9, 2024
The 2017 Vision Cup was held at the scenic Creston Golf Club in British Colombia, Canada. after being bested in the opening 2 editions of the trophy, Team North America fought to earn a 12-12 draw and deny the Rest of the World from retaining the Cup for a third time pic.twitter.com/R4JEeUcL6O
— ISPS Handa VisionCup2024 (@IBGAVisionCup) May 9, 2024
Due to the COVID-19 Pandemic, the vision cup was moved to 2022 and returned to the United States for the first time since 2013 and was at the famous TPC Sawgrass, Team North America won every day of the three day event to win their first Vision Cup 18 1/2 to 9 1/2 pic.twitter.com/EWbuhg6Xwb
— ISPS Handa VisionCup2024 (@IBGAVisionCup) May 9, 2024
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