クリスマス絵画コンサート・ダンス爆発・ジュエリー・時計展示会では、第3回目となる深見東州選りすぐり絵画展も並行して開催されました。
ゲストの顔ぶれのインパクトが大きかったので、絵画のことには触れずじまいでしたけど、新作も含め80点ほどが展示されていました。
新作は、アルゼンチンの風光明媚な自然、イグアスの滝、白根山の湯釜などが、深見東州さんの印象的なタッチで、美しく描かれていました。
今回展示されていた絵画は、山、太陽、花を扱う題材が多かったように思います。もともとそうですけどね、今までたくさん書かれてきた宇宙や星の絵は、今回はあまり展示されていませんでした。
山を描いたものも、それぞれに画法が違い、描き方の豊富さが一つの特徴ですね。なんと表現すれば良いのか、うまく言葉が見つかりませんけど、ガラリと違う作風で描いてあるものが多いです。山を描くにも、これだけいろいろな表現方法があるんだなと思います。それは花を描いた絵にも、同じことが言えますね。そのためか、風景画だけでも、同じ人が描いたとは思えないです。
それから、独特の擬人法で書かれた花や草木や小動物なども特徴の一つです。花や木たちがいじらしく感じられる、童心を感じる絵ですね。ピカソや岡本太郎は、「子供は誰でも芸術家だ。大人になっても芸術家でいられるかどうかだ」というようなことを言っていたそうです。深見東州さんも幾つになられてもそういう感性を持ち続けているように思います。
そして、色使いの鮮やかさや配色の調和にも独特のものがあります。鮮やかな色を何色も使うとうるさくなるものですが、不思議とそう感じさせないです。そして、同系色の落ち着いた色調の絵の中に、ピンクや赤などの色彩がポイント的に使われている絵もよく見かけますが、これも、一歩間違うと色が浮いてしまいそうですけど、そうならずに、絵に彩りと明るさを加えることに成功しています。
色使いに関しては、色彩の魔術師と言われたマティスに似てると思ったこともあります。ただ深見東州さんの方が、より暖かく、あざやかな感じの色彩だと思いますけどね。
人間や動物をデフォルメした書き方にも大きな特徴があります。これはもう、想像力の賜物なのでしょうか。誰にも真似できないところじゃないかと思います。
そのように、作風が斬新なものが多いので、なかなか理解されるまでに時間はかかるでしょうけど、60歳を超えた今でも、ますます技法が進化しているように感じます。
このままいくと、歴史に残る画家になっていかれるんじゃないかなと思っています。
コメント