プレジデントカップは、米国チームによる劇的な逆転勝利で幕を閉じましたが、実はその2日目終了後に、ISPSハンダ障害者ゴルフカップが、同じ会場で開催されました。この障害者ゴルフは対抗戦で、地元の豪州選抜チーム対世界選抜という形式で行われました。
昨年11月に、やはりメルボルンで開催されたISPSハンダ、ワールドカップオブゴルフの時にも、やはり同じ会場で、この形式で開催されていました。ということは今回が2回目になりますね。
ISPS HANDA Disabled Golf Cup-winning Team World 🌍 (from left to right):
— ISPS Handa (@ISPSHanda) December 13, 2019
Chad Pfeifer, Mike Browne, Adem Wahbi (back), Kenny Bontz, @DaphneVHouten, ISPS HANDA Tournament Ambassador @BrendanLawlor97 (front) #powerofsport #disabledgolfcup #PresidentsCup pic.twitter.com/PS1DpSFxFf
今回も、前回に続いてインターナショナルチームが勝利したそうです。そのインターナショナルチームの主力の一人、ブレンダン・ロウラーさんは、今年ISPS アンバサダーになったようですが、8月にアイルランドで開催された、ナイルホーランのモデスト・ゴルフ主催の「ISPS HANDA World Invitational」にも出場していました。
また、そのあと、モデスト・ゴルフと契約していました。世界トップクラスの障害者ゴルファーとして、活躍中のようですね。
プレジデントカップ開催前には、タイガー・ウッズやアーニー・エルスをはじめとする両選抜チームの選手や障害者ゴルファーを交えて、いろんなイベントが開催されていたようですね。
この大会の少し前になりますが、12月6日から8日にかけて、ISPS HANDA PGAツアー・オブ・オーストラレイジアの、エレミーツ・オーストラリアン・オープンというナショナル・フラッグのトーナメントが開催されていました。そこでも、同時並行で、「Australian All Abilities Championship, presented by ISPS HANDA」という障害者ゴルフ大会が開催されました。
略称(AAAC)というこの大会は、昨年から始まったようですが、障害者ゴルファーのランキング(R4GD)発足にともない、ナショナルオープンと一緒に開催される画期的な大会となり、大成功したそうです。そして、USGAとR&Aは、この成功により、新しい障害者ゴルファーのランキングを発表したそうです。このランキングは、障害者ゴルフがパラリンピックの正式種目になるための大きな推進力になると言われています。
ちなみに、第1回大会で優勝したヨハン・カマースタット選手は、最終ラウンドを73で回り、その日、同じティーでプレーした健常者のプロのうち、25人のスコアを上回ったそうです。2位は、ブレンダン・ロウラー選手でした。
そして今年、第2回目の大会は、ゴルフ・オーストラリアと欧州障害者ゴルフ協会とのコラボで開催されたそうです。去年同様、ナショナル・オープンの参加プロと同じコースと条件のもと、12人のトップランカーによって優勝を競ったそうです。そして、新たに発表されたランキングは性別に分かれていないそうなので、女性で初の参加となる選手も今回いたそうですね。
今回出場した12人のトップ選手は、以下の選手でした。
ヨハン・カンマースタッド(スウェーデン)ブレンダン・ロウラー(アイルランド) マイク・ブラウン(イングランド)カーティス・バークリー(カナダ) アデム・ワビ(ベルギー)ダフネ・ヴァン・ハウテン(オランダ) ケニー・ボンツ(アメリカ)チャド・ファイファー(アメリカ) ジェフ・ニコラス(オーストラリア)シェーン・ルーク(オーストラリア) キャメロン・ポラード(オーストラリア)スティーブン・プライア(オーストラリア)
女性はダフネ・ヴァン・ハウテン選手だけですが、ランクは15位ですけど、今回招待されたそうです。この大会に参加することで、世界中のスポーツにおいて、障害を持つ女性や少女により多くの扉が開かれることを理解しているそうです。そして、この大会でプレーすることによって、障害を持つ女性がゴルフをすることができるようになればと語っていたそうです。
こちらは去年の大会の動画ですね。
今年の大会は、プレーオフの末に、ヨハン・カンマースタッド選手がカーティス・バークリー選手を破り、連覇を飾りました。
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