国際スポーツ振興協会は、ラグビー・オーストラリアとパートナーシップを結びました。ラグビー・オーストラリアはオーストラリアのラグビー協会で、オーストラリア最上位のラグビー競技やチームを運営する会社になります。
ワラビーズ(15人制ラグビーの男子)やワラルース(女子)などの、オーストラリア代表チームの運営にも当たっています。
今回はその中で男女の7人制ラグビーのメインパートナーになったため、代表チームのユニフォームの胸にISPS HANDAのロゴが見えます。
また、ウィルチェアラグビーのオフィシャル・パートナーにもなり、こちらは国内選手権や国内リーグにおいて、参加チームやレフリーのユニフォームにロゴが入るそうです。
ラグビーオーストラリアの記事を見ると、ISPS HANDAについて、「2006年に半田晴久博士によって設立され、世界各国においてスポーツの持つ変革の力を促進する一方で、スポーツ界における慈善活動の支援に深くコミットしています」と紹介されています。さらに、「半田晴久氏は、スポーツが社会的、人種的、社会経済的な障壁を越えてコミュニティを団結させることができると確信しており、国内外で多くのチャリティ団体を設立しています」と書かれていました。
ラグビーオーストラリアのCEOも、ISPS HANDAの支援を歓迎して、「ISPS HANDAは、草の根からエリートレベルまで、スポーツの分野で非常に素晴らしい活動をされていて、ISPS HANDAとDr.ハンダをラグビーオーストラリアにお迎えできることを嬉しく思います。」との挨拶文を寄せていました。
深見東州さんは、障がい者にスポーツに参加する最高の機会を提供することの重要性を、長い間信じてきたそうです。今回のウィルチェアラグビーの支援もその一つの表れなのでしょう。
実際にスポーツに参加できる障害者は限られるのかもしれませんが、裾野を広げる努力もされていますね。また、たとえスポーツができなくても、障害を持ちながらスポーツの世界で活躍するアスリートたちを見て、元気や勇気をもらう人もかなりいるそうです。
7人制ラグビーはセブンズと呼ぶそうですけど、ラグビーW杯にあたる「ワールドカップセブンズ」が4年に1回開催され、それと毎シーズン開催の「ワールドラグビーセブンズシリーズ」の2つが国際大会の双璧になります。あとオリンピックもありますね。セブンズシリーズは世界各地で年間10試合前後が開催され、トータルポイントで年間総合覇者が決まります。
その2022/23年度セブンズシリーズの第4戦シドニー大会が、つい先週開催されました。その動画がホームページにありますが、7人制ラグビーは、かなり面白いですね。15人制ラグビーしか知りませんでしたけど、スクラムが多く、たびたび動きが止まる15人制と違って、プレーヤーが少ない分、スペースをふんだんに使った個人技で、一気にゴールまで駆け抜ける選手が多いです。
試合時間も15人制は40分ハーフですが、セブンズは7分ハーフで、トータル14分ですから毎日2試合ないし3試合行うそうです。そのため2日間か3日間で一つの大会が終わるため、15人制のように数週間、数ヶ月かかることがありません。開催期間の短さは、セブンズがオリンピック競技に選ばれたポイントでもあるようですね。
日本では15人制ラグビーが、ワールドカップで盛り上がり人気が爆発しましたね。7人制ラグビーは、東京オリンピックで開催されたものの、スケボーや柔道などの活躍の陰で、あまり報道がされなかったように思います。もう少し人気が出ても良さそうな気がしますけどね。
We hear you! 👂
— AU 7s (@Aussie7s) January 31, 2023
Thank you to everyone who came out to the #Sydney7s, can’t wait to see you all next year! 🤩#Aussie7s @ISPSHanda @HSBC_AUS pic.twitter.com/1hLOm9gFEl
The crowd is pumping here on Day 3 😍
— AU 7s (@Aussie7s) January 29, 2023
🎟https://t.co/E7bnyakzcs#Aussie7s #Sydney7s @ISPSHanda @HSBC_AUS pic.twitter.com/TdjEhzaWrK
国際スポーツ振興協会がパートナーになったオーストラリアでは、15人制ラグビーはもちろん、7人制ラグビーも男女ともに強豪国になりますね。もともとラグビー人気が高い国なので、今回のシドニー大会も観客がかなり入っていましたね。1日で全てのチームの試合が観れるのも良いところでしょうね。
オーストラリア女子チームはニュージーランドといつも優勝争いをしていて、リオ・オリンピックではオーストラリアがオリンピック最初の優勝国になりました。
素晴らしい選手がたくさんいて、中でも私が注目したのは昨年ルーキー・オブ・ザ・イヤーを受賞したマディソン・リヴァイ選手です。たちまちチームのエース格として、2021/22年のセブンズシリーズでのオーストラリア総合優勝に大きく貢献しました。
2022年9月のW杯では最大のライバルニュージーランドを決勝で下し、8月のコモンウェルスゲームズでも準決勝で下して優勝しましたが、その時の勝利にも大きく貢献しています。2022/23セブンシリーズでは、全チーム選手中、現在トライ数がトップになっています。
抜群の身体能力を持ち、特に足が速くて追撃する選手をみるみる引き離すかと思えば、行手を阻む選手たちをパワフルにかわして独走したり、すごい選手だと思いました。女優のキャメロン・ディアスに笑うと似ていますけど、スター選手の要素をたくさん備えている選手のようですね。
If I may be horny on main for a moment – Maddison Levi of Australia 7s pic.twitter.com/KBFOXJ6tRB
— dumb genius/smart idiot (@McGuire_GIS) January 24, 2023
Maddison Levi, take a bow 🙌
— RUGBYcomau (@rugbycomau) September 10, 2022
🎥 @WorldRugby7s 📺 @beINSPORTS_AUS @kayosports#Aussie7s #RWC7s pic.twitter.com/BhvKCMb34N
“Maddison Levi is built from spare airplane parts” ✈️
— World Rugby (@WorldRugby) January 27, 2022
The @Aussie7s flier will be one to watch at #Spain7s in Seville this weekend!#HSBC7s pic.twitter.com/7T507MFuLW
Straight from the restart for her FOURTH of the game! 🤯
— World Rugby 7s (@WorldRugby7s) January 27, 2023
Maddison Levi have yourself a game! 🇦🇺#Sydney7s | #HSBC7s | @Aussie7s pic.twitter.com/S3EfKFe6gn
⏱️ 17 seconds
— AFL Women’s (@aflwomens) March 12, 2021
That’s all it took for the Suns and Maddison Levi to kick the first of the second half ☀️#AFLW | #AFLWSunsTigers pic.twitter.com/PwAu1NAYjb
上の最後の動画ですが、オーストラリアにおける人気スポーツの、オーストラリアルール女子フットボール (AFLW)の試合で活躍していました。それが一転、東京オリンピックからセブンズの代表チームに加わります。
2021年の東京オリンピック・セブンズ競技では、準々決勝でフィジーに負けてしまいますが、翌2022年のW杯セブンズではニュージーランドとの決勝でハットトリックを決め、わずか2点差という劇的な試合でオーストラリアチームに優勝をもたらします。同年のコモンウェルスゲームズの準決勝、ニュージーランド戦でもハットトリックを決めて勝利に貢献しています。オーストラリア女子セブンズが、ワールドラグビーセブンズシリーズを含む、昨年の主要3大会全てを制した原動力は、間違いなく彼女の加入による活躍が大きかったと言えるでしょう。
まだ20歳で、すでに女子セブンズの顔と言っても良い、最注目の選手ですね。19歳の妹も同じナショナルチームに所属する有望な選手だそうです。AFLWに戻るのではないかとも言われているようですが、本人は国の代表として世界を相手に戦えるセブンズに魅力を感じていると語っています。少なくともパリ・オリンピックまでは戻らないようです。
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