毎年3月にシドニーで開催されてきた、ハンダ・オペラ・オン・シドニー・ハーバーですけど、2027年は、2015年上演以来の、ヴェルディの『アイーダ』の再上演が決定しています。ただ、そこにはハンダ・オペラという冠が消えています。
調べてみると、今年上演された『オペラ座の怪人』を最後に、2012年のハンダ・オペラ・オン・シドニー・ハーバー(HOSH)創設以来、プリンシパルパートナーとして支え続けてきた世界芸術文化振興協会(IFAC)と、HOSHを主催してきたオペラ・オーストラリアとの契約が、今年12月31日で終了するそうです。

いつ頃から決まっていたのかは不明ですけど、IFACからの、毎年約100万ドルの支援はなくなり、新たに2020年から、オペラ・オーストラリアの「ヒーロー・パートナー」を務めてきたHSBC銀行が、主要パートナーになったようです。HBSCグループの名前はたまに聞きますが、英国領香港時代に香港と上海で創業され、1991年に英国に本拠地を移した、世界最大級の金融グループとなっていますね。
したがって、名称は変わると思いますけど、公演そのものは、これからも継続されていくことが決まっています。

深見東州さんが、撤退を決断した理由の一つとして、オペラよりもミュージカルを優先してプログラムを組んできたことがあると、オーストラリアのクラシック音楽誌には書かれていました。深見東州さん自身は、ミュージカル曲も多く歌ってきましたし、ミュージカルが嫌いなわけではないと思います。
また、これまでオペラ・オーストラリアとの関係は、ハンダ・オペラ・オン・シドニー・ハーバー(HOSH)だけではなく、オーストラリアにおいても、日本においても、コンサートの開催に協力してきましたから、良い関係はこれまで通り続いていくような気がします。

近年、商業的にも大成功を収め、世界的にもすっかり有名なイベントになった「ハンダ・オペラ・オン・シドニー・ハーバー」は、もう、IFACがスポンサーをしなくても、十分にやっていけるようになったのかもしれませんし、もっとオペラや社会に貢献できる何かを考えられているのかもしれません。






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