「Nile’s NILE」という富裕層向けのライフスタイル誌があるそうで、深見東州さんが最新号の表紙になっていました。
ホームページもあり、そこには「新時代のラグジュアリーに対する意識の高い読者をターゲットに、ファッションアイテム、時計、車、グルメ、旅行などライフスタイル情報をお届けします」と書かれてますね。
その中のアイテムというカテゴリーで、深見東州さんのことが書かれている記事がありました。
その記事によると、半田晴久氏(深見東州さん)は、ハイエンドなタイムピースの世界有数のコレクターでもある。と書かれています。
そして深見東州さんが経営する株式会社ミスズが全国展開するHANDA Watch Worldについては、これまで私も何度か紹介してきましたけど、そこに至るまでの歴史なども書かれていました。
1978(昭和53)年のことだ。当初は教育事業からスタートし、翌79年には時計事業部を設立。シチズンを嚆矢として、セイコー、カシオ、オリエントなどの国産時計ブランドを取り扱う一方、80年からはオリジナル時計の製造、輸入も手掛け始める。比較的手に取りやすい価格帯のファッションウォッチがメインだったが、転機が訪れたのが2016年。半田晴久社長は、こう語る。
「スイスの『ユニオン・オルロジェリー』というブランドの取り扱いを始めましたが、100万円を超える商品は、これが初めて。高級時計を取り扱うのなら、もっと時計に詳しくならなくてはという思いがありましたし、身銭を切って実際に買わずに、お客様にお勧めするのは誠実ではないという気持ちもありました。そこで、その年の『時の記念日』の6月10 日に、自分も時計好きになることを 決心したのです」
そうしてオーデマピゲに始まり、パテックフィリップなどの特別な時計をコレクションし始めたそうです。今や、コレクター垂涎のモデルは300を超えるまでになったようです。
その過程で、高級時計を扱う店舗のこと、業界の仕組み、情報などを集め、HANDA Watch Worldの運営にも活かしていったのでしょう。高級時計を扱うために、投資をしてきたとも言えそうですね。
そんな深見東州さんが時計を選ぶ基準は、”ときめくかどうか”、それだけだそうです。ときめくという感情は、単にこの時計は良いなと思う程度ではなく、恋に落ちるような、そんな胸の高まりに近い感じかもしれませんね。時計は心理学的には恋人を表すそうなので、時計をつけるとときめくのだそうです。
そうやって、これまでもっともときめいた時計の一つとして、パテック フィリップの『スカイムーン・トゥールビヨン6002』のことを紹介していました。
この時計は、かなり有名なモデルですが、とても手が出ませんよね。写真や動画でしか見たことはありませんけど、超複雑機構を搭載した、エレガントで精密な美術工芸品のような時計ですね。
時計の3大複雑機構と言われる、トゥールビヨン、パーペチュアルカレンダー(レトログラード日付表示付永久カレンダー)、ミニッツリピーターを備えています。
さらにダブルフェイス仕様で、北半球の星空が24時間動く、月を含む星座図にすることもできます。まだ、他にも様々なすぐれた機能や仕様がありますけど、さらに手作業で浮き彫りが施され、素材から仕上げまで、パテック フィリップの希少なハンドクラフト技術が用いられているそうです。
それをわずか直径44m、厚さ17ミリ強のサイズの腕時計の中に統合した、とんでもない時計ですね。時計の歴史に残る傑作時計と言われる所以が、時計に詳しくない私にでも理解できました。
2013年にリリースされ、深見東州さんはホワイトゴールドを音色調整のために3年待って手に入れたそうです。専門家によると、このサイズの時計で、これだけ美しい響きの音色が出せるのは画期的なのだそうです。音の分野でも、パテック フィリップは他のメーカーの追随を許さないそうです。
現在は、ローズゴールド仕様の『スカイムーン・トゥールビヨン6002』がリリースされていますね。いずれにしても、パテック フィリップ史上、至高の芸術品とも言える最高傑作の超高級時計になりますね。価格は、別な雑誌の4年前の記事に、ホワイトゴールドが1億6千万と書かれてました。
ただ、時計評論家の広田雅将さんによると、いくらお金を用意できたとしても、パテックフィリップは然るべき人にしかこの時計を販売しないそうです。「カエサルのものはカエサルに」という名言が、これほどふさわしい時計は、他にないだろうと雑誌で語っていました。
さらにネットで検索すると、並行輸入品か中古だと思いますけど、ローズゴールドの『スカイムーン・トゥールビヨン6002』が、10億近い値段で売り出されていました。6倍くらいの値段になってますけど、転売目当ての購入を防ぐ意味でも、誰にでも売ることはしないのでしょうね。
深見東州さんのコレクションでは他にも、購入時よりもはるかに高い価格で取引されているものがかなりあるのかもしれませんね。ただ、「資産的な野望も目論見もありません。価格に関係なく、素晴らしい、着けてみたいという思いが湧いてくるかどうか。買った時計は一つとして手放さず、すべて手元にあります」と書かれてましたので、資産を増やす目的ではないことは、この発言からもわかりますね。
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