ワールドメイト (宗教法人) について

ワールドメイト

深見東州さんは、宗教法人ワールドメイトの創立者であり、代表を務められています。深見東州さんを語るとき、その神道的な宗教観抜きに語ることはできないと思います。そういう部分を随所に感じることがとても多いです 。

そこで、どのような宗教観、信仰観をお持ちなのか?また、宗教法人ワールドメイトは、どういうところなのかを、私なりにわかる範囲で探ってみたいと思います 。

 

約20年の年月を経て改めて文科大臣所管の宗教法人の申請を出し、2012年に念願の宗教法人格を得たワールドメイトは会員数約7万5千人。月会費は正会員2500円、準会員1200円で年間の会費収入だけで、約10億円という。
本名の半田晴久として大学進学予備校「みすず学苑」を78年に東京都杉並区内に設立、現在は首都圏で8校舎に拡大。他にも「たちばな出版」やコンサルタント会社「菱法律経済政治研究所」(菱研、会員約5千人)、高級腕時計の輸入販売を手掛け、経営者として成功を収めている。
民間信用調査会社の調べでは、グループ企業の年間売上高は国内だけで約70億円、ワールドメイトとしての売上高は昨年3月決算期で120億円に達する。※AERA 2016/1/25日号

神道系の宗教団体。本部は静岡県伊豆の国市。会員数は約7万7000人。伊勢神宮参拝など伝統の神事にちなんだ活動のほか、お盆の灯籠流しや花火大会などエンタメ色の強い行事も開く。入信にあたっては月会費2500円、準会員1200円。2012年に宗教法人格を取得した。※SAPIO 2017/3月号

 

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ワールドメイトができるまで

2016年1月26日号のAERAに掲載されたワールドメイトの記事によると、深見東州さんの実家は、兵庫県西宮市で酒樽製造業を営んでいたそうです。ただし、深見東州さんが生まれた1951年には、すでになかったようです。戦前にはすでに衰退し、また、戦争で何もかも失ったそうです。

そして深見東州さんが高校生の時、父親が兵庫県議員選挙に出馬しますが落選したとのことです。選挙に立候補したり、落選したり、その頃の家の中は大変だったというお話を聞いたことがあります。選挙は今も昔もお金がかかると言いますからかなり大変だったのでしょう。

AERAの取材によると、そのおかげで選挙に落ちた落選議員の辛さもよく理解できると書かれていました。それで菱研で顧問料を払って面倒を見ることもしているそうです。「皆さんが思っているほど政治家には力はないけど、人脈作りには役に立ちますね」と、笑って言われていたようです。

戻りますが、そのように家の中は大変だったようですが、深見東州さんは、母親が信仰していた世界救世教に幼い頃から触れ、大本教でも学んだそうです。そして家庭争議などで受験もできずに、結局浪人生活を送ることになったそうです。本当に苦労の連続だったようですね。

 

余談ですが19歳から予備校に通い、その頃からレオナルド・ダヴィンチの発見の手帳にヒントを得て、黒ノートをつけ始めたそうです。これは現在まで続いていて、深見東州さんの空白の時間の有効な使い方などの、いろいろな秘密があるそうです。こちらについてはまた別な機会に紹介しますね。

同志社大学に入学すると、ESSに所属します。それも父親や親戚から半ば強要されたからだそうです。その結果英語力をそこで大いに体得し、また、400人の部員の代表に選ばれるなど、当時からリーダーシップも発揮されていたようです。

現在、日常会話だけでなく、英語でのディベートを軽々こなされるのは、あるいはジョークを交えたスピーチで海外の人たちを唸らせ感心させることができるのは、その時の活動が基礎にあるからだそうですね。

 

大学を卒業すると、上京し大和ハウスに就職します。そしてトップ営業マンとして、1年目から活躍されたそうです。当時から抜群の営業力だったようですね。

さらに公益社団法人「日本紅卍字会」に通い、そこで出会ったメンバーらとワールドメイトの前身組織を立ち上げたそうです。コスモコアという宗教団体を設立したのが1984年になるそうです。

 

ワールドメイトとはどういう宗教

2012年に文部科学大臣所轄の宗教法人格を得たワールドメイトですが、幾つか、宗教学者やジャーナリストが書いた本から、少し引用してみます。

 

沼田健哉(桃山学院大学教授)

ワールドメイトは「世紀末の神サマ」において学園祭型新宗教とも命名されて、種々の点で注目を集めつつある新新宗教であり、若者向きのトレンディーな団体とみなす者もいる。短期間の研究を通じて筆者が感じたことは、深見東州とワールドメイトは、きわめてユニークな教祖であり宗教団体だということである(1995年「宗教と科学のネオパラダイム」)

 

島薗進(東京大学文学部教授)

ワールドメイトを取材した磯崎史郎は、既成教団を大学の運動部にたとえるとすると、ワールドメイトはスポーツクラブ的な任意サークルだと述べている。阿含宗などもこれと近い雰囲気があるようだ。これは個人参加型の教団の、信仰共同体としての結合の散漫さをよくとらえている表現と言えるだろう(2001年「ポストモダンの新宗教」)

つまり、サークル感覚の「個人参加型」であり、そういう教団では、信仰共同体の人間的結合が散漫なものとなり、また、道徳や信仰の論理によって日常生活を律していこうとする傾向が弱くなるそうです。

 

磯崎史郎(ジャーナリスト)

橘カオルという、超能力者、彼女と会員を結びつける役割を果たしていると思われる深見東州と、合計3万有余の会員の活動は、既成の概念から見れば、きわめてユニークである。どれほどにユニークなのか、既に失われてしまったかに見える「性善説」の復活を感じさせるからである。そして歪んだ時代の申し子と見える数々の集団やムーブメントの中で、ワールドメイトは、時代の最先端をいきながら、なをかつ、全世界の正中線、あるいは臍の部分に位置するといえるからだ(1991年「深見青山・その天才の秘密をさぐる」)

 

磯崎史郎(ジャーナリスト)

取材を通して深見東州なる人物がまさに天才という呼称にふさわしい非凡な人物であり、ワールドメイトが過去の宗教団体あるいは宗教的組織とは大いに異なった超時代的な存在であることを理解した(1991年「深見青山・その天才の秘密をさぐる」)

 

ここに引用した文章に出でくる名称は、著作名を除いて深見東州、ワールドメイトで統一しています。また、著者の肩書きもその当時のものです。
ここに書かれている時期から、今はさらに10年20年が経ち、活動の幅も大きく広がっているようです。

 

ちひろ

深見東州さんの存在を知ったのは、もう15年以上前になります。日本にこんな人もいるんだというのがその頃の印象でした。 それから数年、この人はただ者ではないとい...

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