3大テノールで、クラシックの巨人からボップ文化のアイドルへ

ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴ、ホセ・カレーラスという3人の偉大なテノール歌手が、ほぼ同じような時期に活動してたことは、素晴らしい運命の巡り合わせなのでしょうね。そのうちの2人と共演する深見東州さんには驚きますが、パヴァロッティが生きていれば、もしかすると、3大テノール全てと共演を果たしたかもしれませんね。
ところで1990年に、ホセカレーラスの、白血病との闘病からの復帰にともない、白血病の基金のために開催された3大テノールのコンサートは、コンサートそのものも大成功ですが、そのあとのオーディオ関係で1000万枚、ビデオで100万枚が売れたということです。当時のクラシック界では記録破りのことだったそうです。直後に日本から、皇居で3大テノールの公演をしないかとの話があったそうですが、それは実現しませんでした。
もちろんそのころは、パヴァロッティもドミンゴも、クラシック界では世界一のテノールを競い合う超スーバースターだったそうですが、さらにクラシックファン以外にも名前が知れ渡る、世界的な大スターだったようです。しかし、この3大テノールの公演の大成功で、もうロック歌手のスーバースターと肩を並べる商業的な成功を収める存在になってしまったそうです。
これはすごいことですね。クラシック界の巨人から、ボップ文化のアイドルへとなったのですから。ドミンゴを、1991年のころの世界の芸能界で5指に入るスーパスターだったという人もいます。1985年に、ドミンゴはオベラ映画「カルメン」のサウンドトラックでグラミー賞をとり、アカデミー賞のプレゼンターを務め、ハリウッドの世界にもその名を知られるようになります。新たなファン層や交流の幅が広がっていったそうですが、若いころの夢だったハリウッドの映画スターにまではなれませんでした。
しかし、その後の1990年代の3大テノールでの名声は、それを上回るものだったと言えるでしょう。そんな素晴らしい人と深見東州さんは共演されますが、ドミンゴの年齢から言っても始めで最後になるかもしれませんから、しっかり目と耳を研ぎ澄まして観に行きたいと思います。


とても楽しんで歌ってるように見えますね。リハでは大変だったようですが、この余裕というか、観客を熱狂させるカリスマ性が、3大テノールにはそなわっているのでしょう。