国内で開催される男子ゴルフトーナメントでは、最高レベル大会となるZOZOチャンピオンシップが開催されていますね。
ちなみに、2番目にレベルが高い大会になると、深見東州さんが交渉に成功して今年4月に開催された日欧共催「欧州・日本どっちが勝つかトーナメント」になるようです。
Stepping up in the home country 🇯🇵
— PGA TOUR (@PGATOUR) October 20, 2023
Four Japanese players currently sit in the top 10 @ZOZOCHAMP 👏 pic.twitter.com/7KustBYaOh
今回から、米国男子ツアーに大きな変動があったため、ZOZOチャンピオンシップの位置付けも変化しましたね。昨年まででしたら、ZOZOチャンピオンシップが開催されるこの時期は、新しい2023/24年度シーズンの序盤という位置づけでした。
しかし今回から次回の新シーズンは、来年2024年1月からに変更されました。それで1月から8月までがレギュラーシーズンとなり、4大メジャーとプレーヤーズ選手権、高額賞金の「昇格大会(シグネチャー・イベント)」の8試合に加え、パリオリンピック大会も含む36試合が開催されます。
そして8月後半からは恒例のフェデックスカップランキング上位70位、50位、30位の選手だけが、それぞれ出場できるプレーオフシリーズ3試合が開催され、最後のツアー選手権で年間王者が決定するのは同じですね。
2022年に開催された東京オリンピックの男子ゴルフでは、日程的なものを理由に、参加資格がある世界ランキング上位の選手の辞退が多かったですけどね。今回は、日程的にはそこまで無理のない状況に思いますけど、フェデックスカップポイントや賞金はゼロなので、どこまで上位の選手が出場するのかに注目したいですね。
それで、9月以降はフェデックスカップランキング51位以下の選手による、来季のシード権や昇格大会の出場をかけた、フェデックスカップ・フォール7試合が年内に開催されます。これらの試合には、フェデックスカップランキング50位以内の選手はすでに来季の昇格大会の全てに出場できる資格がありますが、出場することもできます(フェデックスカップポイントは付与されませんが、世界ランキングや賞金ランキングには反映されます)。
7試合を終えた時点で、フェデックスカップランキング51位から60位までの選手には、来季の昇格大会の出場権が与えられ、フルシード権は125位以内に入った選手に、条件付きの準シード扱いが150位以内の選手に付与されるそうです。
という仕組みに変更されましたので、今年2023年の9月以降に開催される、ZOZOチャンピオンシップを含むフェデックスカップ・フォール7試合に出場するのは、主に51位以下の選手たちになりますね。中でも71位以下の選手には、まだフルシード権がありませんので、このフェデックスカップ・フォールで良い成績を残しておきたいところです。
ジョン・ラームやロリー・マキロイなど欧州男子ツアーにも出場しているビッグネームの選手は、例年この時期は、そちらに出場していますね。米国男子ツアー上位のビッグネームの選手は、ライダーカップもありましたし、休息をとる選手も多いようです。
ただ実際に蓋を開けてみると、50位以内の選手も、フェデックスカップ・フォールに参戦する選手は多いですね。特に第4戦となるZOZOチャンピオンシップには22人が参加しています。ライダーカップにも出場したザンダー・シャウフェレ選手やコリン・モリカワ選手、リッキー・ファウラー選手をはじめ、昨年覇者キーガン・ブラッドリー選手らは、ツアー選手権以来のツアー出場ですね。そして日本の松山英樹選手も、今年ももちろん参加しますので、とてもハイレベルな大会になっていますね。
ちなみにフェデックスカップ・フォールの大会で優勝するとフェデックスカップポイント500ptと2年シード権付与の他に、来季1月の昇格大会に加えて、3月の「ザ・プレーヤーズ選手権」、4月の「マスターズ」、5月の「全米プロゴルフ選手権」の出場権も得られます。また、フォール・シリーズのポイント上位者には2月の昇格大会2試合の出場権が与えられます。
きのう、東京にいた? PGAツアーの人気者、ミンウ・リーはアジアで連戦#ミンウ・リー #ZOZOチャンピオンシップhttps://t.co/XciEnJArVg
— GDOニュース (@GDO_news) October 18, 2023
深見東州さんが会長を務めるISPS HANDAのアンバサダーでは、今回のZOZOチャンピオンシップに、ミン・ウー・リー選手が推薦枠で参加していますね。直近では、先週開催のアジアンツアーのSJM マカオオープンに出場し、−30というものすごいスコアで優勝していました。まだ米国男子ツアーシード権は持ってませんが、現在、欧州男子ツアーポイントランキング5位ですので、来年度のシード獲得は決定ですね。
日本の久常涼選手も、9月のカズーオープンdeフランスで見事優勝を飾り、現在欧州男子ツアーポイントランキング12位ですので、来季の米国男子ツアーシード権獲得はほぼ確実かと思います。
それから、ISPS HANDAの海外アンバサダーでは、今回の大会には出場していませんけど、南アフリカのクリスティアン・ベゾイデンハウト選手が94位でシード圏内です。今年の日欧共催「欧州・日本どっちが勝つかトーナメント」を制してたオーストラリアのルーカス・ハーバート選手は146位なので、残3試合でポイントを稼がないと、来季のフルシードが厳しくなってきました。
あと日本では、ISPS HANDA所属の稲森佑貴選手が出場しています。稲森選手は、10月のACNチャンピオンシップで、国内5勝目をあげたばかりで、今回のZOZOチャンピオンシップでは、3日目を終わった時点で、ミン・ウー・リー選手とともに、かなり上位で最終日に臨んでいますね。期待したいです。
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