一時はどうなるのかと思いましたが、とうとうオリンピックが始まりましたね。さっそく日本選手が活躍していて、すごく嬉しくなりました。感染症が拡大する中で、制約も多い大会になりますが、始まってみるとやはり楽しいし、気持ちが高揚しますね。
ところでスペインのゴルフ競技代表として出場が決まっていた世界ランク1位のジョンラームが、出国前に陽性となり、出場できなくなりましたね。今回の東京オリンピック男子ゴルフ競技は、世界のトップクラスが多数出場するハイレベルな大会になっています。中でも優勝候補筆頭のジョンラームは、スペイン代表としてオリンピックに出場できることを誇りに思うと語って張り切っていただけに、欠場は残念ですけどね。
米国代表の4番手デシャンポーも、やはり出国前に感染してしまい、出場できなくなりました。今回のオリンピックは、これまでと違う難しい対策が必要ですが、これ以上、感染による欠場者が出なければいいですね。松山英樹選手は、もう少し前に感染しましたので、オリンピックには間に合い良かったです。
オリンピックのゴルフ競技は男子が7月29日から、女子が8月4日に開幕します。今回のオリンピックの楽しみの一つですが、今日は、海外の国際スポーツ振興協会アンバサダーの活躍が素晴らしいので、そちらを少し紹介しますね。
まず、全英オープンの前哨戦と言われていた欧州男子ツアー「アバティーン・スコットランド・オープン」で、ISPSアンバサダーのミンウー・リーがプレーオフの末優勝しました。これで欧州男子ツアー2勝目です。初優勝は昨年2月の「ISPS HANDA VICオープン」でした。今回はジョン・ラームなど、並み居る世界の強豪を退けての優勝でした。
Huge congratulations to ISPS HANDA ambassador @Minwoo27Lee who was crowned the @ScottishOpen after a thrilling playoff! An amazing week of golf from an incredible player! 🏆 pic.twitter.com/g0yTvVfuQU
— ISPS Handa (@ISPSHanda) July 11, 2021
そのミンウー・リーの姉のミンジー・リーが、先週開催された「アムンディ エビアン・チャンピオンシップ」において、メジャー初優勝を大逆転で飾りました。2週連続で姉弟が優勝を飾るなんて珍しいですよね。今年は優勝争いに絡めず、今ひとつの成績でしたけど通算6勝目が、念願のメジャー初制覇になりました。そして、ずっとオリンピックで勝つことを目標しているそうで、この後は東京に移動します。
What a way to win your first major! Huge congratulations to ISPS HANDA ambassador @minjeegolf, who sealed victory at the @EvianChamp with a record breaking comeback win! History made 🙌 #PowerOfSport pic.twitter.com/OZb2nvLpVK
— ISPS Handa (@ISPSHanda) July 26, 2021
Major Champion, has a lovely ring to it 💕 https://t.co/6biHDr1w8r
— Minjee Lee (@minjeegolf) July 26, 2021
同じオーストラリアのハナ・グリーンも、今年から国際スポーツ振興協会のアンバサダーになっています。ハナ・グリーンは今年2位1回、3位2回、7位1回と、優勝こそありませんが、世界ランク16位と、ミンジー・リーの14位に迫っていますね。ミンジー・リーは、今回の優勝でかなりアップするでしょうけどね。
そして、深見東州さんと長いおつきあいになるリディア・コは、今年優勝1回、2位2回、トップテンは合計7回と、往年の実績が、かなり戻ってきました。5年前のリオ・オリンピックで2位になって以降、なかなか優勝できなくなり、低迷する時期が長く続いていました。世界ランクも30位台まで落ちましたが、現在はトップ10に戻り、今回のオリンピックにも出場します。きっとリベンジで優勝を狙っているでしょう。
米国のレクシー・トンプソンも、今年は優勝はありませんが、2位は2回あります。6月の全米女子オープンでは、ほとんど優勝かと思いましたけど、最終日に崩れて3位に終わりました。この時逆転で優勝したのが笹生優花選手でしたね。レクシー・トンプソンも、オリンピック米国代表で出場します。女子は世界ランキング上位で参加資格がある選手は、ほとんど出場しますから激戦になりますね。
最後に、レギュラーツアーではありませんが、欧州男子ツアーが取り組む慈善事業、「Golf for Good」プログラムのもとで開催されたEDGA(欧州障害者ゴルフ協会)欧州ツアーから紹介します。今季、EDGA欧州ツアーは5試合開催されますが、その第1戦「EDGAカズー・オープン」で、国際スポーツ振興協会アンバサダーのブレンダン・ロウラー選手が優勝しました。
A huge congratulations to ISPS HANDA ambassador @BrendanLawlor97, winner of the @EuropeanTour Cazoo Disability Open! 👏 🏆 #PowerOfSport pic.twitter.com/DFGhigLsSo
— ISPS Handa (@ISPSHanda) July 25, 2021
Congratulations @BrendanLawlor97 🏆
— The European Tour (@EuropeanTour) July 25, 2021
The inaugural EDGA Cazoo Open winner and his second EDGA European Tour victory.@edgagolf | #CazooOpen
この大会は、ウェールズのサッカー代表ガレス・ベイル選手がサポートする欧州男子ツアー「Cazoo Open」と同じコースレイアウトで行われました。昨年からのパンデミックのため、障害者ゴルファーにとっても長く家に閉じこもる一年でしたが、ネットにポールを打ち込むことで練習を積んでいたそうです。ようやくコースに出て、試合ができる日々が戻ってきて良かったですね。
そして今週7月31日からは、そのブレンダン・ロウラー選手のホスト大会となる「ISPS HANDA World Disability Invitational presented by Brendan Lawlor」が、北アイルランドのMassereene and Galgorm Castleで開催されます。
EDGA欧州ツアーに関しては、以前書いた記事も参考にしてください。
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