これまでも何度か紹介しましたけど、ISPS HANDAは、2022年10月に、ラグビーオーストラリア(オーストラリア・ラグビー協会)とメジャー・パートナーシップを結びました。以後、オーストラリア男女セブンズのプリンシパル・パートナーとして、公式ユニフォームの胸に、ISPS HANDAのロゴが入りました。
今年の深見東州さんのバースデー個展では、オーストラリアセブンズの選手たちからのバースデーメッセージが届いていたようです。
セブンズ(7人制ラグビー)は、ラグビーユニオンの15人制ラグビーとはかなり違った魅力がありますね。非常にスピーディーで、めぐるましく展開するので、身体の大きさよりもスピード重視になりますね。下剋上も多いですし、15人制ラグビーがそれほど強い国ではなくても、セブンズでは強国だったりもしますね。
戦前のオリンピックでは15人制ラグビーが種目として行われていた時期もありました。その後長い間行われることがなく、2016年リオ・オリンピックからは、7人制ラグビーが正式種目となります。東京もでしたけど、今回のパリ・オリンピックでも開催されますね。
#7人制ラグビー 男子日本代表・女子日本代表が #パリ2024 出場権獲得🙌
— オリンピック (@gorin) November 19, 2023
7人制ラグビーアジア予選で、男女共に優勝🇯🇵
おめでとうございます👏#RoadToParis2024 @JRFUMedia pic.twitter.com/WRqyP9OJoI
試合時間が1試合20分程度で、1日に2 or 3試合プレーできます。国際複合競技大会でセブンズが採用されやすいのも、人気だけではなく、短期間で決着できることも大きな理由なのでしょう。
セブンズの国際大会としては、オリンピック以外では、4年に1度のワールドカップ・セブンズと、毎年、半年間かけて世界各国持ち回りの、サーキット方式で開催されるワールドラグビー・セブンズシリーズが有名です。コモンウェルスゲームズ(英連邦競技大会)やパンアメリカンゲームズ(パンアメリカン競技大会)、アジアンゲームズ(アジア競技大会)でも採用されています。
今回は、12月から5月まで半年間にわたって開催された、HSBC SVNS 2024(ワールドラグビー・セブンズシリーズ)レギュラーシーズンの勝者が決定しましたので、そちらを紹介します。
最初の表が女子の結果です。男女とも初戦のドバイから、7戦目のシンガポールで開催されたラウンドまで、12ヵ国のトップチームによるプール戦(グループリーグ)と決勝トーナメント、順位決定戦が行われました。各ラウンドでは、順位に応じて1点から20点までのポイントがチームに付与されます。その合計点が最も多かったのが、女子はニュージーランドでレギュラーシーズンの優勝を飾りました。
ISPS HANDAがパートナーとなるオーストラリア女子セブンズは、初戦のドバイ、2戦目のケープタウンと、永遠のライバルと言われるニュージーランドを下し、2連覇と幸先の良いスタートをきりました。3戦目の地元オーストラリアのパースでは、決勝で伏兵アイルランドに屈する番狂せとなり2位で終えました。
その後は立て直してきた昨年の王者ニュージーランドが3連覇を飾ります。レギュラーシーズンの優勝が決まる7戦目のシンガポール決戦を前に、両者が同じポイントで並ぶという大激戦になりました。
そのシンガポールでは、両者勝ち上がり、決勝であいまみえる最高の舞台となりました。結果は、後半にニュージーランドがオーストラリアを突き放し、勝利を飾ります。
Thinking about Day 3 – Finals day 🫶
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What an incredible 3 days at the Emirates Dubai 7s festival!#Dubai7s #festival #finalsday #Emirates pic.twitter.com/LoI1p3hq3w
Nathan capitalises for @Aussie7s 👏#HSBCSVNS | #HSBCSVNSSGP https://t.co/Bu2a9YmzJZ pic.twitter.com/EtILMJtkGE
— HSBC SVNS (@SVNSSeries) May 4, 2024
A golden point winner 🤯
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Who else but captain Malouf 😮💨#HSBCSVNS | #HSBCSVNSSGP | @Aussie7s https://t.co/6l5gAvQv37 pic.twitter.com/W9serowcPE
ただ、今回からフォーマットが大きく一新されていて、まず、最終戦グランドファイナルが、マドリードで開催されますね。この大会には、レギュラーシーズン8位までのチームが出場できます。同時にこの8チームは、来季2025 HSBC SVNSへの出場権も獲得しています。
そしてグランドファイナルの結果で、2024 HSBC SVNS シーズンチャンピオン(総合優勝)が決まることになります。過去には女子はニュージーランドが7回、オーストラリアが3回優勝し、それ以外の国がチャンピオンになったことはありません。
男子もニュージーランドが14回と圧倒的な最多優勝を誇り、以下フィジー、南アフリカが4回優勝と続きます。オーストラリアとサモアも1回づつ優勝しています。今年はアルゼンチンとアイルランドに、初優勝のチャンスがありますね。
ちなみに9位から12位の4チームは、下部シリーズであるワールドラグビーHSBCセブンズチャレンジャー2024の上位4チームと、やはりグランドファイナルで戦います。そして、上位4チームが2025 HSBC SVNSへの出場権を獲得します。
つまり、男女合わせて上位の32チームがグランドファイナルに出場し、2024総合優勝の座と、来季の出場権をかけて戦うことになりますね。グランドファイナルは、5月31日から6月2日にスペインのマドリードで開催されます。オリンピックの前哨戦とも言われていますね。
男子の2024レギュラーシーズンの結果は、アルゼンチンが初のチャンピオンに輝きました。しかし昨年の王者ニュージーランドも、シーズン前半戦のもたつきが嘘のように後半からは盛り返し、3位の座は確保しました。2位には僅差でアイルランドが入りました。
アルゼンチンは第4戦目までに3勝、銀1回という結果で、圧勝のシーズンかと思われましたけどね。その後は伸び悩み、アイルランドやニュージーランドが急追するという、結果として大激戦のシーズンになりました。
ISPS HANDAがパートナーとなるオーストラリア男子セブンズは、 レギュラーシーズン最終4位でした。
セブンズの場合、ラグビーユニオンと違って、下位チームが上位チームに勝つことは珍しくないですからね。セブンズの試合は、毎回、安定して勝ち続けるのが、かなり難しいのでしょうね。
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