第26回高校生国際美術展を見てきました。
今年もすごく印象的な作品が目白押しで、本当に素晴らしかったです。
毎年、欠かさず見てきたわけではありませんが、これまでで最高に良かったのではないかと、個人的には感じました。
立体作品と絵画作品、書の作品が展示されていますが、今年は書の作品の良さも理解できた気がします。お習字しかやったことがない身としては、書の作品の良し悪しを見る目がないため、これまでは少しスルーしがちでした。
でも、毎年、良い書の作品に触れていたからでしょうか、今年は、書の作品の素晴らしさに気が付く瞬間がありました。専門家のように、うまく表現はできませんけどね。
隷書や草書、行書などいろんな書体がありますが、上位の作品を見ていると、一つ一つの字体が美しいだけでなく、墨の量や太さの違いによる質感が、全体を見た時にバランスよく、余白の使い方も含めて芸術的なのに気がつき、感動しました。
書は、中国や日本など、世界の一部の地域でしか理解されない芸術だとは思いますが、漢字や仮名を使う日本の素晴らしい芸術として、世界に誇れるものだと思いました。
ようやく、芸術としての書の素晴らしさに、私も目覚めてきたのでしょうか。しかも高校生が、芸術作品として書を見事に表現している、その素晴らしい才能と努力に、また感動しましたね。
この美術展では、多くの専門家の人たちが集まって、熱心に選考されています。その様子と解説が限定公開されています。
美術作品では、毎年立体作品が上位入賞してきました。とくにここ数年は、最高賞であるキングス・ファウンデーション賞を立体作品が受賞するケースもありました。
今年も、立体作品が最高賞に選ばれていましたね。この作品は表面と裏面と両面にわたって、ものすごく作り込まれていました。そして引き込まれる作品でした。


他の立体作品も、何度も見返してみたくなるような作品ばかりで、充実していました。絵画作品も、上位の作品だけではなく、奨励賞の作品でも、全く見劣りしないものも多くて、レベルが一層高くなっているのではないかと感じました。
個人的には、美しいセンスや色彩が光るアートな作品だなと思ったものがいくつもあったのが、これまでとは少し違う印象を持ちました。全体的に明るくカラフルな色彩の作品が目立った気がします。
また、海外の作品も、例年よりは多くの作品が展示されていたと思います。アジア各国の作品のレベルも毎年上がっていますね。
全作品をサクサク見れる動画も限定公開されています。
SNSから、第26回高校生国際美術展を見てきた方達の感想をいくつか拾ってみました。
年に一度の楽しみである
— 珍歩意地郎_四五四五@【玲瓏の翼】シリーズ執筆中 (@slif9yx7XdI6kuv) August 17, 2025
『高校生国際美術展』に今年も訪問
いやぁ~~(深呼吸)
【畏れを知らない若い才能の捨て身な全力】
が、清々しく、なにより眩しい
他にも画の展示会を営っていましたが
画面から漂う迫力と本気度が違う
(……こりゃコッチもダラけてられん)
と、身が引き締まる思い。 pic.twitter.com/tGA5ZWEYm3
毎年行っている国立新美術館の『高校生国際美術展』に行ってきました。
— 早太郎 (@Fu_shikaden) August 16, 2025
美術展の中では、有名な画家の展覧会よりよっぽど面白く1年に1回の楽しみです。
作品のテーマもまちまちで、自分の世界と外側の現実世界の間にいる不安定な心が作品に出ているのも魅力を感じるところです。 pic.twitter.com/2aLHyoWmZ0
港区六本木・国立新美術館の「高校生国際美術展」へ。
— s-pulse_citron (@citron_spulse) August 15, 2025
国内だけでなく、海外の作品も。熱量の高い作品が多く、見応えがありました。
写真は、伊波優姫菜さんの「内なる宇宙」。 pic.twitter.com/GZRgpkI9Hz
第26回高校生国際美術展
— さまー。 (@L9KGyHxtVskHM5b) August 15, 2025
-8/17 無料❗️
高校生ならではの発想と表現が
良かったです😊
野球で青春。一枚絵を描きあげ
るのも青春だよねー。🥳 pic.twitter.com/IiCxqLYKKq
国立新美術館 『高校生国際美術展』鑑賞させていただきました♪(Ⅰ)
— 鈴木和枝 (@XIcveZuwHLiLpXc) August 11, 2025
⇒ https://t.co/TqcQaf7XqJ #アメブロ via @ameba_official
国立新美術館で開催中の【高校生国際美術展】【日本・フランス現代美術世界展】に行ってきました。
— ラーラ (@tqGp1Fgy0G68204) August 11, 2025
どちらの展覧会も見応えがありました。
特に【高校生国際美術展】の作品群のパワーと瑞々しさ、本当に素晴らしく愉しく鑑賞致しました! pic.twitter.com/qejlaZm3Ea
高校生国際美術展
— shinoZakki- (@bluewater0711) August 10, 2025
国立新美術館
8/17(日)まで
10-18時
入場無料
今年もウキウキ観に来た
各作品、いろいろ熱くて、
楽しかったー pic.twitter.com/bkJaJXQtD2
一応1つだけ作品の話をすれば高校生国際美術展のカンボジアの子の作品🇰🇭
— かまさん@ミニ四駆ディグディグラー (@kamasan_main) August 6, 2025
後ろの燃え盛る町の様子と男の子に水を飲ませる男性
恐らくは戦地の様子を絵にしたのだと思うけれど、この絵の細部に戦地の様子が鮮明に描かれていて、見ているこちらも胸が痛くなった…高校生でこの表現力は凄まじいよな pic.twitter.com/WmwXoe5vee
目次「第26回 高校生国際美術展」【開催概要】
日本全国、そして世界から。高校生の豊かな感性が、国境を越えて響き合うアートの祭典!「第26回 高校生国際美術展」8月6日(水)より開催!!
この度「第26回 高校生国際美術展」が、2025年8月6日(水)~8月17日 (日)の期間、東京の国立新美術館にて開催されます。
書と美術の分野における国内外の高校生の作品を一堂に展示し、若くて自由な感性による創造のエネルギーと、グローバルな芸術交流を体感できる展覧会です。
日本をはじめ、イギリス・アイルランド・カンボジア・スペインなど、世界各国の高校生が参加。国を超えてつながるアート交流の場として、年々注目を集めて います。
また、本美術展は2000年より25年間、毎年6月~8月ごろに開催されてお り、今では「高校生の書道・美術の甲子園」とも呼ばれております。
今回は、国内外から11,751点(書の部10,287点/美術の部1,464点)の作品が集まりました。一切の癒着のない、応募者の名前を伏せての厳正な審査を経て、合計1,838点(書1,532点、美術306点)が入選・入賞いたしました。
キングズ・ファウンデーション賞(The King’s Foundation Award)や内閣総理大臣賞、文部科学大臣賞、都道府県知事賞などの、国際的・社会的評価の高い賞が授与されるなど、本展は、次世代の芸術を担う人材や、国際貢献できる人材を育成する貴重な場となっています。
■イベント名:第26回 高校生国際美術展
※奨励賞以上の作品と、海外作品を展示予定です。
■開催日:2025年8月6日(水)~8月17日(日)10:00~18:00
■会場:国立新美術館 2階展示室 2B
■主催:NPO法人 世界芸術文化振興協会
■後援:文化庁、キングズ・ファウンデーション(イギリス国王財団)、他
■入場料:無料
※表彰式の様子の視聴用URL:https://www.youtube.com/watch?v=zHGmFNoVChA
(深見東州さんの挨拶や上位作品者の表彰が見れます。限定公開)
コメント