ヤーマン&ストゥービは、ゴルフ専用に特化した機械式高級時計として設立されたスイスの時計メーカーです。現在は、深見東州さんが社長を務める株式会社ミスズの傘下になっています。いつも間にか、小泉孝太郎さんが出演するCMを制作していたんですね。
あくまでハンダウォッチワールドやみすず学苑のぶっ飛び気味のCMに比べてのことですけど、今回はぎりぎり微妙に品格を保っている感じに見えますね。時計の宣伝ということもわかりますし。
ゴルフ編とホテル編で、女性は違う人が演じてますね。ストーリー的には同じような流れですけど。
15秒の短いバージョンもあります。
「ヤーマン&ストゥービ」は、もともとはゴルフ好きのウルス・ヤーマンという人が、ゴルフをするときに便利なようにと、時計師のパスカル・ストゥービさんとの出会いで意気投合し、共同で作ることにしたそうです。
それでサプライヤーの協力を得て、機械式時計ムーブメントと、ホールごとのストローク数や総ストローク数、ホール数、ヤードをメートルに変換したり、ハンディキャップなども記録し計算できる画期的なゴルフカウンター機構を備えた、「ヤーマン&ストゥービ」ブランドが2007年に誕生しました。
スイングする時の強い衝撃を吸収する、独自のゴルフ・ショック・ガード機構も備えているため、ゴルフをするときに安心して着用できるのも強みですね。
そのような素晴らしい時計であるため、2008年からは、”ゴルフ発祥の地” と言われるセント・アンドリュース・リンクスの公式時計を務めるようになります。
ジュラ山脈の渓谷で、ごく少数の生産をしていましたが、その後、創業者の体調の悪化などがあり、スイス企業のエクセレンス・ホールディングに買収されました。
エクセレンス・ホールディングは、スイスや香港をはじめ、世界の有数の観光地にプレミアムブティックを持ち、希少品やスイスの伝統的な有名ブランドなどを販売しています。
戦後の歴代米国大統領が好んで愛用したため、”大統領の時計” として知られるアラーム付き腕時計「クリケット」を製造する名門時計ブランド「ヴァルカン」を買収したり、一流時計宝飾ブランドを扱うスイスの一流ブティック、「レ・アンバサダー」を買収するなどして、事業の柱に据えています。
ただ、「ヤーマン&ストゥービ」は数年後に手放すことになったようです。それで、「ヤーマン&ストゥービ」のCEOの希望もあり、日本総代理店として懇意にしていた深見東州さんが経営する株式会社ミスズが、2017年に買収しました。
そして、現在は株式会社ミスズが総代理店となる、高級機械式時計を製造する「ハイゼック」に、設計製造を委託しているそうです。それまでのゴルフウォッチとしての個性は維持しながら、品質はさらに向上しているそうです。その分コストは上がったようですけど、戦略的に価格は抑えているようです。
ミスズ、「JAERMANN&STUBI(ヤーマン&ストゥービ)」の新作を販売 https://t.co/lL15BYyHfO pic.twitter.com/BJIKChCsdT
— LUXURY TV (@LUXURY_TV) August 3, 2017
ミスズによる新取り扱いブランド「#ハイゼック」のローンチとスイスの高級腕時計メーカー「#ヤーマンアンドストゥービ」のプレジデント就任発表会にゲスト出演しました!ゴルフウェアに合う時計を探していたので欲しくなりました!衝撃に強いという点も◎#ミスズ2017年新作ウォッチコレクション pic.twitter.com/LDnHkYsl2L
— 三枝こころ Kokoro Saegusa (@kokoro_s) August 1, 2017
私もハンダウォッチワールドで、実物を見たことがあります。私が抱くゴルフ専用時計のイメージとは違っていて、とてもファッショナブルなモデルもあり、ドレスウォッチとして使えるモデルや、ふだん使いできるスポーティなモデルなど幅広く作っています。良い意味で意外でしたね。
しかも機械式時計で、とても頑丈な作りでありながら、50万円台から揃えていますね。さすが超複雑機構を自社一貫製造できる世界屈指の「ハイゼック」が製造する時計ですね。
深見東州さんの話では、ハイゼックのオーナーは資金的な余裕があるため、市場価値からみても、時計の価格は2割くらいの割安感があるとか。資金に枯渇する心配がないので、価格を高く設定する必要がないようです。
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