昨日、このブログでも何度か紹介してきた『ISPSハンダマッチプレー選手権』の、概要発表会見が都内のホテルで開催されたそうです。
さっそく、いくつかの記事が出ていました。
『ISPSハンダマッチプレー』賞金総額は国内最高2億1千万!谷原秀人「ハードな戦い」/ ALBA
過去2年は国内男子ツアーで4日間競技の『ISPSハンダグローバルカップ』が開催されていたが、今回からはマッチプレー形式で大会を開催。8月1日~2日に1回戦・2回戦が開催され、2016年1月の『SMBCシンガポールオープン』から2017年『ツアー選手権』までの賞金ランク上位者と、同期間開催の『WGC-ブリヂストン招待』に出場する選手を合わせた8名を除いた96名が戦う。勝ち抜いた選手にシード選手を加えた36名が、9月6日~10日に開催される3回戦以降の決勝大会に進出するシステムだ。
【ISPSハンダマッチプレー選手権】
○開催コース:浜野ゴルフクラブ(千葉県・市原市)
○競技方法:マッチプレー方式
○賞金総額:2億1,000万円
○優勝賞金:5,000万円
○出場人数:104名(シード8名+1回戦出場者96名)
○日程:
8月1日(火)1回戦
8月2日(水)2回戦 ※24名が3回戦進出
9月6日(水)3回戦 ※24名+シード選手8名が参加
9月7日(木)4回戦
9月8日(金)5回戦
9月9日(土)準決勝、5位タイ・7位タイ決定戦
9月10日(日)優勝決定戦・3位決定戦
この1、2回戦免除になるシード選手には、まず、同時期8月3日~6日に開催される米国ツアーのWGC-ブリヂストン招待2017に参加が決定している、小平智選手とショーン・ノリス選手の2人がなってます。この2選手は、WGC-ブリヂストン招待への出場資格の一つになる、昨年の日本ゴルフツアーのブリヂストンオープンと、今年の日本ゴルフツアー選手権の優勝者だそうです。
ちなみにWGC-ブリヂストン招待は、直前の7月24日付、または7月31日付け世界ランキング上位50位内の選手も出場できるそうです。おそらく、現在世界ランク50位台につけている谷原秀人選手や池田勇太選手も、出場する可能性がありそうですね。
しかし、この2人も今回シードになってますので、どちらに転んでも大丈夫のようです。残りの6人のシードは、昨年度の日本ツアー獲得賞金プラス、本年度6月開催の日本ゴルフツアー選手権までの獲得賞金で選出されていました。
昨年度の賞金王池田勇太選手をはじめ、ギリギリまでデッドヒートを演じた2位の谷原秀人選手、3位のキム・キョンテ選手、4位のソン・ヨンハン選手、5位の片岡大育選手、そして去年は10位ながら今年度目下5位につけている今平周吾選手が選出されていました。
本年度絶好調の宮里優作選手や藤本佳則選手は、昨年度の成績がそこまで上位ではなかったので、シードから漏れてますね。
「(シードの)谷原さんと違って僕は1回戦からだけど、コンディションを整えてしっかりと準備したい。しっかり勝ち進んで(主催者に)恩返ししたい」と、この日の会見で藤本佳則選手は語っていたようです。
その谷原秀人選手は、6月20日現在、世界ランク51位ですが、日本人では松山英樹の2位に次ぐものです。ちょっとその間が空いているのは寂しいですけどね。
しかし谷原選手は今年の「WGC-メキシコチャンピオンシップ」で32位タイ、「WGC-デルテクノロジーズ・マッチプレー」では、世界1位のダスティンジョンソンをあと一歩まで追い詰めて4位、5月末の欧州男子ツアー旗艦トーナメントの一つである「BMW PGAチャンピオンシップ」では、世界ランク5位のヘンリク・ステンソンと同じ3位タイなど、世界のビッグトーナメントで、堂々たる好成績を納めています。
6月15日から開催されていた今年の全米オープンでは、残念ながら予選落ちに終わりましたが、このあと7月20日から開催の全英オープンの出場資格を有してますので、その活躍次第では、WGC-ブリヂストン招待や全米プロゴルフ選手権などのビッグトーナメントへの出場資格を得る可能性もあるので、今後の活躍にも期待しています。
今回の会見で谷原選手は、「(参加条件、システム、放送の手法など広い意味で)素晴らしい大会。賞金的にも大きい大会で、JGTO公認の試合だからランキングにも反映される。シーズン終盤の時期にココの結果は賞金王争い、シード権などへの影響も大きい。マッチプレーというのは、優勝を掛けたプレイオフを毎ホールやるような、メンタルを削られるハードな戦い。自分は3回戦からの出場なので、しっかりと見据えて挑みたいと思う」「勝てば一気に賞金王に近づくから、皆、目の色を変えてくると思う。みんな優勝を狙っていくでしょう。」と語っていたそうです。
国際スポーツ振興協会(ISPS)の深見東州(半田晴久会長)さんは、今回のハードなマッチプレー開催に関して、「選手を甘やかさない環境と場所を与え、グローバルで戦える人材を育てる」と言われ、今季日本ツアー最高の賞金額2億1千万に関しては、「日本ツアー全体の賞金が上がるように、ちょっとだけ“出ベソ”にしました。来年は2億2000万円とかにするかもしれません」と、いうことでした。優勝賞金の5000万円も、もちろん最高額になりますね。
深見東州さんは、今までもこうやって、思い切ったことをよくされてきましたけど、それでその業界全体が盛り上がり、活性化に繋がったりするようです。大きな社会貢献にもなっていると思いますね。賞金額が大きいと、なんとなく景気が良い感じがしますからね。日本の経済指標も徐々に持ち直してますけど、景気ももっとよくなって欲しいですね。
こちらにも、マッチプレーに至るまでの経緯やTV放映のことなどを書いています。
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