1月14日に開催された、東京ヴェルディの2018年新体制発表会見の詳細が、新聞や動画の情報でわかってきましたので、追加で書いてみたいと思います。
来年、東京ヴェルディは創立50年を迎えるそうです。そして、今年は一部昇格という現実的な目標のために必要な布陣は整ったという印象でした。
ただ、メインスポンサーである国際スポーツ振興協会会長の深見東州(半田晴久)さんは、目標はJ1昇格という選手たちに対して、ダメ出しをされてました。
深見東州さんは、運命を感じてヴェルディのスポンサーを始めたそうですが、やるんだったら、徹底的にやると言われています。まず、J1昇格などというセコイことは、私の前では言わないでほしいと言われていました。目標をJ1昇格などにしていると、またすぐに降格してしまうからだそうです。
目標はクラブW杯に優勝して世界一のクラブになることで、そのためには、とりあえずJ1で優勝する、それには軽くJ1に上がるというくらいの意識でないといけませんと、去年に続いて、改めて言われていました。
なぜ、目標を大きく持たないといけないのか、みすず学苑を経営してきた経験から、受験生のことを話されます。
受験生は、偏差値が下がると志望校のレベルも下げようとするそうです。ところがそうすると、テンションまで下がってしまい、下げた志望校まで落ちてしまうそうです。だから下げずに第1志望を目指せばなんとか受かるか、第2志望には楽に受かるそうです。
なるほどなと思いました。それを聞いて、高校受験の思い出が蘇りました。同じクラスにいた一番優秀な子が、当然受かると思われた一番優秀な公立高校に受験せず、家に近い2番目の高校を受験して落ちました。そしてもっと低いレベルの高校にいかざるを得ませんでした。私にとって強く印象に残っていた出来事で、当時は、そんなこともあるのかと衝撃だったのですが、志望校を下げたためにテンションも下がり、油断も生じてそのような結果になってしまったのでしょう。
受験のように勉強の実力が全てのように見えるものでも、メンタルなものが大きく結果に影響するのでしょう。ましてやスポーツの世界では、もっとそのように結果に影響を与えるでしょう。ラグビーは実力通りの結果になるスポーツと言われていますが、サッカーは実力が下のチームが上位チームを破ることも珍しくありません。それだけメンタルとか運に左右されやすい部分が大きいかもしれません。
深見東州さんによると、高い意識をもってやっていると、その分だけ運も引き寄せるそうです。そのようなことを、大砲を撃つことに例えて、大砲の理論と呼んでいるそうです。大砲を撃つ場合は的よりも上を狙わないと、重力と空気抵抗で失速して寸前で落ちてしまうと言われていました。最近の兵器は誘導装置とかついているかもしれませんけど、たとえとしてなるほどなと思います。
また、そうやって命中しても、常に高い志を持っていないと、やはりすぐに失速するそうです。だから、真剣に日本一、世界一になることを考えてほしいと言われていました。
J1昇格を目指すチームと、本気で世界一を目指すチームでは、意識が違うだけでなく、時間の使い方、練習の仕方など、全てが違ってくるそうです。そうやって日本一を目指していると、3位とか4位になり、世界一を目指していると、日本一になるそうです。
去年の東京ヴェルディは、誰も昇格争いに残ると予想しない中で、あと1歩で昇格できるところまで行きました。素晴らしい監督を招聘し、さらにチームの戦力もアップした今年は、多くの人が昇格争いの候補にあげるでしょう。
しかしどのチームも昇格を目指していますし、去年までJ1にいたチームも3チームいるわけですから、昇格を目標にしていたら、またあと一歩で涙を飲むことになりかねませんね。技術やメンタル面で、圧倒的な違いがあれば別ですが、どこも、それほど大きな違いがあるとは思えませんからね。
そんな中で昇格するには、今回深見東州さんが話された内容が重要になると思います。意識が、技術も体力もメンタルも運も引き出すそうですから。今のヴェルディには意識改革こそ必要なのでしょう。
ラモス瑠偉さんも登場しましたけど、この深見東州さんの話に大きく頷いていました。そして真顔で、選手たちがこの話の内容をしっかりと理解すれば、きっと今年は素敵な年になるとまで言い切っていました。ラモス瑠偉さんも、やはり同じような体験を持っているようです。
それから東京ヴェルディは、やはりサンバでしょうということで、ISPSがサンバ隊を呼んで盛り上げていました。チアガールたちも応援のパフォーマンスを披露しました。
深見東州さんが支援しているシニアゴルフの業界は、とても地味な業界なのだそうです。それで華やかにして、もっとファンを増やそうとされているそうです。日本のサッカー業界も、深見東州さんから見るとやはり地味なようで、それで、もっと華やかにしたいと思ったそうです。
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